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ヴァレッタ
ヴァレッタ

3日目
19 September, 2006

この日はヴァレッタを観光しました。 大理石のモザイクがある聖ヨハネ大聖堂、遺跡から出土したものが展示してある国立考古学博物館などに行きました。

そして、クリーククルーズもしたので、ヴァレッタのことをよく知ることができて楽しかったです。



シティーゲート&ストリートオルガン
ヴァレッタ市街(ユネスコ世界遺産1980年登録)

バスに乗ってヴァレッタまで行ったのですが、道が混んでいたので、約30分かかりました(20セント)
ヴァレッタに着いて歩いていると、シティーゲートの上にマルタの国旗がありました。
毎日、旗が変わっているのは何か意味があるのかな?(左上の写真)
シティーゲート前にはストリートオルガンがあって、明るい曲が演奏されているので、気分が良くなります(右上の写真)
聖ヨハネ大聖堂の入口 まずは聖ヨハネ大聖堂に行きました。
1日目に行ったときに入ったところに行ってみたら、そこはなんと出口でした。

やっぱり日曜日のミサの時間だから、そこから入れたみたいです。 本当の入口はリパブリック通りに面していました。
さっそく中に入ってみることにしました(LM1)

大理石の床を傷つけない為に、ヒールがある靴では中に入れないので、スニーカーで行きました。
フラッシュなしであれば撮影OKなので、たくさんの写真を撮りました♪
チケット&聖ヨハネ大聖堂の内部&祭壇&天井画
建物の外観はとてもシンプルですが、中に入ると豪華なのでびっくりします。
天井にはマティア・プレッティが描いた洗礼者ヨハネの生涯の天井画があります。 かわいい天使とヨハネが描かれているのですが、金をたくさん使っているので豪華です。
上をずっと向いて描くから首が疲れないのかな?と天井画を見るたびにいつも思ってしまいます。

プロヴァンス、フランス、イタリア、ドイツ、イングランド、オーベルニュ、アラゴン、カスティーユとポルトガルの8つグループがあるので、8つの尖角をもった十字架がマルタ騎士団の紋章になりました。
その紋章が壁や柱などいろいろなところにありました。 マルタ騎士団の財力がすごかったことがわかります。
墓標
天井画も豪華ですが、床の大理石でできているモザイクも豪華です。
これは騎士たちの墓標というのだから驚きます。 イタリアから取り寄せた、いろいろな色の大理石を使っているので本当に華やかです。 全部で約400枚もあるそうです。
聖ヨハネ大聖堂の内部
マルタ騎士団は言語によって8つのグループに分かれていたので、そのグループごとの礼拝堂が聖ヨハネ大聖堂の中にありました。
どの礼拝堂も絵画、彫刻があって、壁や柱には大理石や金がたくさん使われていて本当に豪華でした。

写真撮影が禁止だったので、写真がないのですが、付属の美術館の中にあるカラヴァッジオの聖ヨハネの斬首聖ヒエロニムスの絵を見てきました。
背景がとても暗い色なので、左から光が当たったところが明るく表現されていて迫力がありました。

他にはタペストリーや教会で使われたものなども見てきました。 私たちは1時間ぐらいで見終わりましたが、じっくり見たらもっと時間がかかりそうです。
12時を過ぎたので、お昼にすることにしました。 聖ヨハネ大聖堂の近くにはカフェがたくさんあるので、1日目に行ったところとは別のところにしました。
ホットドッグ&ハンバーガー
軽いものを食べようと思って、ホットドッグとハンバーガーにしました。 運ばれたものを見てびっくり!
量が多すぎなんですけど… 2人で1皿でよかったと思うぐらいの量なのです。 おいしかったけど、量が多すぎるので、やっぱり残してしまいました。

息子は離乳食を食べて、ミルクを飲んだら寝てくれたので、寝てる間に騎士団長の宮殿に行きました。
受付でチケットを買おうとしたら「今日はステートルームの見学はできません」と言われてしまいました。 騎士団長の宮殿はマルタ大統領府と国会議場として使われているので、行事があるときはステートルームは見学できないのです。 2階のステートルームを見学したかったので、この日はやめました。

次は気になっていた銀細工のお店のシルバースミス・ショップに行ってみました。
お店の中に入ると壁にたくさんの銀細工とハガキが飾られていてびっくりします。
銀細工を見てみると、レースのように細かい装飾がされてるので、じっくり見てしまいました。
作業台ではモーリスさんが作業をしていたので、見ていると銀細工の説明をしてくれました。

まずは銀のかたまりを溶かして銀線にします。 その線をピンセットを使ってくるくると丸めて、バーナーを使ってくっつけていきました。 丸めた線をどんどんくっつけていったら、レースのような繊細な模様のピアスがあっという間にできあがりました。
日本人もたくさんこのお店を訪れるらしく、たくさんの日本語のハガキがありました。
モーリスさんは作業をしながら話しているので、いつの間にかたくさんのピアスができあがってました。

長居をしてしまったのに、結局何も買わずに出てしまいました。
繊細で素敵なんだけど、私は身に着けないと思ったので買わなかったのです。
記念に買っておけばよかったかな?
シルバースミス・ショップ
チケット&国立考古学博物館の入口&年表
次は国立考古学博物館に行きました(LM1)
ここは遺跡から出土したものが展示されているので、2日目に行ったタルシーン神殿ハル・サフリエニのハイポジウムから出土したものを見てきました。
まずは年表を見て、どの遺跡がどの時代に造られたかを勉強しました。
豊穣の女神像&渦巻き模様のレリーフ
タルシーン神殿で発見された豊穣の女神像渦巻き模様のレリーフです。
タルシーン神殿で見たものはレプリカでしたが、こちらはオリジナルです。
豊穣の女神像のオリジナルは片足部分しか残っていませんが、その大きさにびっくりします。 もし全体が残っていたら、3m以上の像になっていたでしょう。
神殿のミニチュア&女性像&女性像の頭部
左上の写真の神殿のミニチュアを見ると、神殿には屋根があったみたいです。 現在の巨石神殿には屋根がすっかりなくなっているので、このミニチュアは貴重なものらしいです。
真ん中上の写真は女性像ですが、どの遺跡からも豊満な女性像が発見されています。
右上の写真は女性像の頭部です。 ほとんどの女性像は頭部が別に作られて、後から胴体とつなげていたので、頭部は別に出土しているようです。
ハル・サフリエニのハイポジウムの内部写真&眠れる女性像&模型
次はハル・サフリエニのハイポジウム関連のものを見ることにしました。 ハル・サフリエニのハイポジウムの内部は撮影禁止だったので、左上の写真を見ると、内部の様子がわかります。
国立考古学博物館で一番見てみたかった眠れる女性像は右上の写真です。

写真ではわかりにくいのですが、約10cmの手のひらサイズの像なのです。 他の遺跡で出土したものは頭部がないものが多いのですが、この像は頭部も残っています。
小さい像なのにベッドの裏側までしっかり作ってあるし、女性が寝ているところがきちんと表現されています。

上の写真の右下の写真はハル・サフリエニのハイポジウムの内部の模型です。
この模型を見ると、前の日に見学したところは一部だったことがわかりました。 こんなに内部が広かったなんて知らなかった。
マルタのヴィーナス
上の写真はハジャーイム神殿で発見されたマルタのヴィーナスです。 ヴィーナスというからセクシーな像なのかと思ったら、この像もやっぱり豊満な女性像でした。
巨石神殿から発見されているのに、この像も小さくて約20cmです。
コーヒーカップ? 他にもいろいろな展示物があったので見ていたら、コーヒーカップのようなものを見つけました。
なんと約1mもあって、コーヒーカップのように取っ手があるんですよ。
どのように使っていたものなのかな?
気になります。
アッパーバラッカガーデン
歩き疲れたので、眺めの良いところで休憩しようと思ってアッパーバラッカガーデンに行きました。
展望デッキからは対岸のスリーシティがよく見えるし、青い海も見られて最高です!
ベンチがたくさんあるので、日陰のところを見つけてジュースを飲みながらくつろぎました。
休憩して元気になったので、また歩いてみることにしました。
シティーゲートからの眺め
地図を見るとシティーゲートの上に道があることがわかったので行ってみました。
シティーゲートの上からはバスターミナル側とリパブリック通り側の両方を見ることができます。
バスターミナル側からは遠くの方まで見られるので、サンジュリアンからのバスはこの辺を通ってきたというのがわかって楽しかったです。

ヴァレッタの見たいところはほとんど見られたので、次は海からヴァレッタを見ることにしました。 クリーククルーズの船がスリーマから出ているので、バスでスリーマまで行きました(20セント)
16時過ぎにスリーマに着いたので、クルーズ会社でクリーククルーズを申し込みました。

最終便の17時を申し込むことができたのでホッとしました(LM6.75)
出発まで時間があるので、近くのベンチに座って息子に離乳食を食べさせたり、ミルクを飲ませたりしました。
17時前になったので船に乗りました。 いよいよクリーククルーズの始まりです。
クリーククルーズ1
クリーククルーズはヴァレッタの周りにある10ヶ所のクリークを約2時間で巡ります。
おじさんが英語で説明をしてくれるのですが、冗談を言って笑わせてくれるので楽しいです。
まずはマルサイムシェットハーバー側のクリークを見ました。 造船所や豪華なヨットなどを見ました。
船の目
クリーククルーズをしていたら、目が付いている”ルッツ”と呼ばれている船をまた見つけました。 目が付いている船は他の船よりカラフルなので見つけやすいです。
船によって目が違うので、目を見つけるとついつい写真を撮ってしまいます。
クリーククルーズ2
左上の写真のごけ茶色の船は実写版「ポパイ」の映画の撮影で使われた船だそうです。
「ポパイ」に実写版があることを初めて知りました。 かなり古い映画らしいので、今はもう観られないかも。

4つのクリークを巡ると、今度はヴァレッタの近くを船が通るので、海上からじっくりとヴァレッタを見ることができました。 城砦都市と言われているだけあって、上の写真の下の段の写真のように海側も城壁が続いています。 この風景を見たいと思っていたので、本当に満足できました♪
クリーククルーズ3
左上の写真のところに来たら、急に波が高くなって船が揺れて、たまに波が船の中に入ってくるのでびっくり。 湾の外に出ると波が高いみたいです。
右上の写真はローワバラッカガーデンです。 ここには第2次大包囲戦の記念塔としてシージベルがあります。

上の写真の左下の写真はアッパーバラッカガーデンです。 さっき休憩した展望デッキは上の方にあるので眺めがよかったのがわかります。 上の写真の右下の写真はセーフヘブン公園にある監視塔のヴェデッテです。
ヴェデッテには目や耳などの彫刻がされているのが面白いです。
クリーククルーズ4
上の写真のようにスリーシティと呼ばれている、ヴィットリオーザ、センクレア、コスピークワの3つの町を見ました。 ヴァレッタが首都になる前はここがマルタ騎士団の本拠地だったので、素敵な建物がたくさんありました。
この頃から日が沈んできたのと海の上にいて風が強いので、だんだんと寒くなってきたので、写真もあまり撮らなくしまったのです。 すると、説明をしているおじさんが毛布を貸してくれました♪

この毛布のおかげで息子も私たちも暖かくなって、また観光する気分になってきました。
上の写真の右下の写真はヴァレッタの街が夕焼け色に染まったところです。 始めに見たときより雰囲気があって素敵でした。
19時頃にクルーズ乗り場に到着しました。
約2時間のクリーククルーズでしたが、海の上からヴァレッタ、スリーシティーなどが見られて楽しかった♪

船を降りる前に説明のおじさんにチップを渡しました。 おじさんありがとう♪
右の写真の船に乗ってクリーククルーズをしました。
クリーククルーズの船
19時を過ぎてしまったので、バスでサンジュリアンに行きました(20セント)
サンジュリアンにはたくさんのレストランがあるので、どのお店にしようか迷ったけど、2日目に行ったドルチェヴィータの下にあるレストランに行きました。
生ハムとルッコラのピザ&タコのパスタ
シーザーサラダ、生ハムとルッコラのピザ、タコのパスタを注文しました。
このお店はハイチェアがあったり、お店のお姉さんが息子をあやしてくれたりと子連れにやさしいお店でした。 料理もシンプルなのに、なかなかおいしくて満足♪
ホテルまで歩いて5分なので、ホテルに帰ってゆっくりしてから寝ました。


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