ホーム  »    旅行記  »  マルタ2日目
<--マルタ1日目へ     マルタ3日目へ-->

世界遺産巡り
タルシーン神殿

2日目
18 September, 2006

この日は巨石神殿のタルシーン神殿、地下神殿のハル・サフリエニのハイポジウム、城塞都市のヴァレッタの3つの世界遺産を巡りました。

約5,000年前に造られた珍しい地下神殿を見学できたのがうれしかったです。



前の日の夜はレストランに行けず、簡単な食事しかできなかったので、朝起きるとすごくお腹が空いていました。 さっそく朝食を食べることにしました。 ビュッフェだったので、好きなものが食べられました。
息子の離乳食はまだ2回食でしたが、旅行中はベビーフードばかりなので、朝はパンとフルーツを食べさせて、旅行中だけ3回食になりました。

この日に行く予定のタルシーン神殿ハル・サフリエニのハイポジウムの近くには食べるところがないらしいので、ホテルの近くのスーパーで食べ物を買ってから、バスに乗ってヴァレッタに行きました(20セント)
ヴァレッタからパオラに行くバスは何台もあるので、最初に来た27番のバスに乗ってパオラ・スクエアで降りました。 約20分で着きました(20セント)
まずはハル・サフリエニのハイポジウムの場所を確認しに行きました。
歩いて5分ぐらいのところにあるのですぐに見つかったので安心です。

その後にタルシーン神殿に行きました。 地図を見ながら歩いていると、途中で右の写真のような看板が出てくるので、迷わずに着くことができました。
住宅街の中にあるので、看板がなかったら迷うところでした。
タルシーン神殿の看板
チケット&タルシーン神殿
マルタの巨石神殿群(ユネスコ世界遺産1980年登録)

受付でバギーを預かってもらって、ベビーキャリアに息子を入れてから見学することにしました(LM1)
タルシーン神殿の門の近くに行くと、右上の写真のように石の上で寝ている人がいました。 ロープが張られていないところにある石だから触っても良いみたいだけど、約4,500年前の石の上で寝るなんて…すごいな〜

マルタ最大規模の巨石神殿のタルシーン神殿は1914年に偶然発見されました。
紀元前2500年頃に造られましたが、地中に埋まっていたので3つの神殿は良い状態で残っています。 さっそく見学してみることにしました。
コロ&渦巻き模様
門の近くには石材を運ぶために使ったコロがたくさんありました(左上の写真)
昔の人がどのようにして石材を運んだかがわかるようにパネルがあるので、巨石神殿を造っているところが想像できました。

右上の写真は渦巻き模様のレリーフ(レプリカ)です。 この渦巻き模様は復活の象徴とされているので、いろんなところにこの渦巻き模様がありました。
豊穣の女神像
上の写真は豊穣の女神像(レプリカ)です。 タルシーン神殿では豊穣の女神像を見たかったので、像の前で記念撮影をしておきました。 人間ではありえない足の太さにびっくりします。

この時代のマルタでは豊満な女性を崇拝していたようで、遺跡からは豊満な女性像が多く見つかっています。
そして、巨石神殿を上から見ると、豊満な女性の形をしているのです。
祭壇&瓶
他にも上の写真のような祭壇や瓶もありました。
大きな石を組み合わせて祭壇のようになっています。 瓶は1mぐらいある大きなものなので、水を入れるものだったのかな? こんなに大きな瓶を作れる技術があったことに驚きます。
雄牛のレリーフ
上の写真の雄牛のレリーフはオリジナルです。
2頭の雄牛と動物の彫刻があるのですが、パネルと見比べないと、どこに雄牛の彫刻があるのかわかりずらいです。 でも、約4,500年前のレリーフが見られたのはうれしいです。

見学が終わったので、昼食を食べようと思って近くのベンチに座りました。 パンにチーズとハムをはさんでサンドウィッチを作って食べました。 外で食べるからおいしく感じました。
息子に離乳食を食べさせて、ミルクを飲ませてから、少しのんびりとしました。

ハル・サフリエニのハイポジウムは1回10人までのガイドツアーになっていて、6歳未満の子供は入場できないのです。 予約はすぐにいっぱいになってしまうというので、1ヶ月以上前から予約をしておきました。
息子は入ることができないので、旦那様は14時、私は16時にしました。
予約時間の10分前までに行っていないと予約がキャンセルされてしまうので、15分ぐらい前に行きました。
看板&ハル・サフリエニのハイポジウムの入口
ハル・サフリエニ地下墳墓(ユネスコ世界遺産1980年登録)

場所を一度確認しているし、左上の写真のような看板があるので、迷わずに着きました。
右上の写真のように入口の上にはハイポジウムと書かれているので、わかりやすいです。 14時から旦那様が見学するので、私と息子はパオラの町を散歩することにしました。
マルタの猫
まずはパオラ・スクエアのベンチで座ってハル・サフリエニのハイポジウムのことを小冊子とガイドブックでお勉強。 見学は英語のガイドツアーなので、説明がわからないと困るので事前に勉強しておきました。
ガイドブックを読んでいると、私の隣に猫が座りました。 人に馴れているようで、触っても逃げないし、目を閉じてじっとしている姿がかわいい♪
クライスト・ザ・キング教区教会
ハル・サフリエニのハイポジウムの勉強が終わったので、パオラの町を散歩することにしました。 パオラ・スクエアの近くにあったクライスト・ザ・キング教区教会の中に入ろうと思って、教会を1周したけど、入口が見つからなかったので建物の写真だけ撮りました(上の写真)

晴れていて暑いので、歩くのが辛くなり、どこかに入って休もうと思って探したら、いろんなお店が入っている建物を発見しました。 入ってみると、ちょうどシエスタの時間だったので、どこも開いてない(涙)
暇なので、全部の階を見てみたけど、開いているお店は洋服屋さん1店だけだから、あっという間に見終わってしまいました。

見るところもないし、歩くのも暑くて大変だから、またパオラ・スクエアのベンチで休憩しました。 少しすると旦那様から電話があって、見学が終わったというのでパオラ・スクエアまで来てもらって、近くの売店で飲み物を買って休憩しました。

ハル・サフリエニのハイポジウムのガイドツアーはどうだったかを旦那様に聞くと、最初に展示物を見て、その後にビデオでハル・サフリエニのハイポジウムのことを勉強して、その後に見学をしたそうです。 いろいろな部屋を見たと言うので、行くのが楽しみになってきました。

見学の時間が近づいてきたので、みんなでハル・サフリエニのハイポジウムまで行って、旦那様と息子はパオラの町を散歩しに行きました。
ハル・サフリエニのハイポジウムのチケット
受付でチケットを受け取ってから時間になるまで待っていると… おじさんが入ってきて、「予約をしたいんだけど、大人2人、明日は空いているかな?」と受付のお姉さんに聞いているのです。
「予約はいっぱいです」と言われていたのですが、おじさんは「数日後にはアメリカに帰るから、どうしても見たい!見たい!」と言って、引き下がろうとしないのです。

見かねて上司のおじさんが「次の回は今のところ8人だから、予約している2人が来なかったら見学できます」と言って、やっと落ちついきました。 結局、予約した2人が来なかったので、アメリカ人のおじさんとおばさんが私たちと一緒に見学することになりました。 さすがアメリカ人です。

まずは受付ですべての荷物を預けてから中に入りました(LM4)
手ぶらで見学するので、もちろん写真は撮れません。 中に入るとパネルなどの展示物があるので、それを見てハル・サフリエニのハイポジウムのことを勉強しました。

その後にビデオを見てハル・サフリエニのハイポジウムのこどを勉強するのですが、地下神殿の映像はとても神秘的だったので、これから実際に見学できると思うとわくわくします。 ガイドのお姉さんに連れられて、いよいよハル・サフリエニのハイポジウムの見学になりました。 中はとても暗くてひんやりしています。

所々にある照明が徐々に明るくなったり暗くなったりするので、暗い中を見学していました。 アッパーレベル(紀元前3,600-3300年)、ミドルレベル(紀元前3,300-3000年)、ローレベル(紀元前3,150-2500年)の三層構造になっていて、ローレベルの最も深い部屋は地上より10.6メートルの深さのところにあります。

「眠れる女性像」が発見されたところ、約7,000体の遺骨が発見されたところ、赤い渦巻き模様がある壁、神殿などを見学しました。 そして、最後に水の滴る音を耳をすまして聴いたのですが、神殿から聴こえてくるので神秘的でした。 暗い中での見学だったので、不思議な空間の中にいる感じがしました。
ユネスコ世界遺産プレート 見学が終わったので、受付で荷物を受け取って、旦那様と息子が待つパオラ・スクエアに戻りました。

行きと違う道を通ったら、左の写真のようなユネスコ世界遺産マークを発見したので、うれしくなって写真を撮りました。

息子に離乳食を食べさせ、ミルクを飲ませてからバスに乗ってヴァレッタに戻りました(20セント)
シティーゲード&リパブリック通り
ヴァレッタ市街(ユネスコ世界遺産1980年登録)

ヴァレッタに着いたときにはすでに18時を過ぎていましたが、少しだけ観光することにしました。 リパブリック通りは前の日と違って華やかな旗がたくさんありました。 この日は特別な日だったのかな?
勝利の聖母教会&聖カテリーヌ教会&坂道
まずは勝利の聖母教会を見に行きました(左上の写真)
時間が遅いので、外から見ただけです。 ヴァレッタの建設が始まったときに、最初に建てられた教会で、グレートシージの勝利の記念の意味もあるそうです。

次は勝利の聖母教会の向かい側にある聖カテリーヌ教会です(上の写真の真ん中の写真)
イタリアのシエナの聖カテリーヌに捧げられた教会です。 この教会も外から見ただけです。
右上の写真はリパブリック通りから少し歩いたところにある道なのですが、すごい坂道でびっくり。

ヴァレッタの街は坂道が多いと聞いていましたが、こんなにすごい坂道だとは知りませんでした。
バスに乗ってホテルがあるサンジュリアンに戻りました(20セント)
前の日は寝てしまってレストランに行けなかったので、この日は気になっていたレストランに行くことにしました。

眺めが良いレストランのドルチェヴィータに行きました。 入口は1階なのですが、レストランは2、3階になるので、バギーを持って階段を上りました。 店内には有名人の写真が飾ってあって、ブラッド・ピットの写真もありました。
2階のテラス席に案内してもらったので、夜景が良く見えて最高です。
ドルチェヴィータ&魚介スープ&イカのフリッタ&スピラノ湾(夜景)
まずはマルタビールのCisk(シスク)で乾杯! 暑い中をたくさん歩いた後に飲むビールはとってもおいしい〜
魚介スープ、イカのフリッタ、エビのグリル、チキンのクリームソースを注文しました。
魚介スープは魚介の味がしっかりするスープで本当においしかった!

イカのフリッタはビールに合うし、エビのグリルはプリプリしているし、チキンのクリームソースはチキンがやわらかくておいしかったです。 夜景を見ながら食べられたのはうれしかった。
息子はおとなしくしていてくれたので、ゆっくり食べられました。
ホテルに帰ってから、ゆっくりお風呂に入ってから寝ました。


ホーム  »    旅行記  »  マルタ2日目
<--マルタ1日目へ     マルタ3日目へ-->