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自然がいっぱい
Schiessentumpel

3日目
18 July, 2003

ルクセンブルグはグートランドアーデネンミュラタールモーゼル赤い土の5つの地方に分かれています。

この日は、モーゼルワインで有名なモーゼル地方と小さなスイスを呼ばれるミュラタール地方に行ってきました。
この日は、お天気も良く、観光日和でした。

小さい国なので、車でちょっと行くと、自然がいっぱいのところに行けます。



まずは、モーゼル地方へ行きました。
Remichという町へ行き、まずはインフォメーションへ。
ルクセンブルグは小さな町でも必ずインフォメーションがあるので観光客には便利です。

お目当てのモーゼルワインのカーヴの場所を聞いておきました。
その後は、ちょこっと散歩しました。
右の写真は、モーゼル川に浮かぶ船です。
船
噴水 Remichの町を散歩しました。
川沿いのお店には、浮き輪やビーチボールなどが売っていたりして、なんだか海の家風でした。
その他、カフェやレストランが並んでいて、川魚やザリガニ料理のお店もあるようです。

町の中を歩いて見ました。
噴水があったのでよく見ると、ぶどうの木がたくさん集まったモチーフになっていました。
ワインの町って感じです。
さっそく、Caves St. Martinへ行きました。 ここはカーヴとレストランがあり、カーヴの見学をしたかったのでレストランの裏手へ行くと受付があり、チケットを買って少し待ちました。
1時間ごとに見学をしているので、私たちは11時からの見学になりました。 ここのカーヴはスパークリングワインを主に造っています。 事前にスパークリングワインの造り方をネットで勉強しておいたので楽しみです。
Caves St. Martin
時間になったら、案内人のお兄さんがきました。 私たちの他にフィンランド人の夫婦がいたので英語で説明してくれました。 カーヴの中は、暗くてひんやりとしています。温度は12、3℃、湿度は80%だからです。
歩いていくと、高さ2mぐらいの銀色のタンクが何個も見えてきました。

収穫した白ぶどうをプレスして、ジュースにします。そのジュースをこのタンクに入れ、第一次発酵させます。
発酵したものを今度は、大きな部屋にポンプで移動させます。この部屋には何千リットルも液体が入っているそうです。 その部屋が何個もありました。

次は、その液体をブレンドします。味を均一にする為にいろいろな部屋に入っている液体を混ぜてます。
ボトルに液体を詰めるときに、リキュールをちょっと入れます。そうすると炭酸ガスが発生してきます。
ボトルにのふたをして、右下の写真のように木の穴に立てかけておきます。

立てかける角度を徐々につけていき、36ヶ月かけて、逆さまにします。 ボトルの口元に澱(スパークリングワインを造るときに必ずでるかす)を溜めるためです。 次に、ボトルごと凍らせ、ふたを開けて、口元に溜まったごみを取り除きます。凍らせると取りやすいみたいです。

普通の大きさのボトルは機械でこの作業をやるそうですが、大きなボトルは今でも手作業でやるそうです。
リキュールを加えます。1%なら辛口、3%なら甘口になります。
コルクを打ちます。最後にコルクが飛ばないように金属を取り付けて完成です。

この造り方は、フランスのシャンパーニュ地方と同じそうですが、スパークリングワインと呼びます。
シャンパンと呼んでいいのは、シャンパーニュ地方で作られたものだけだそうです。

最後にお楽しみの試飲です。大変な作業をしてようやくできたスパークリングワイン。そう思うととってもおいしく感じます。
60ヶ月寝かせたものを1本買いました。お祝いのときに飲もうと思います。
カーヴの中
モーゼル川&ぶどう畑 モーゼル川沿いの丘にぶどう畑が広がっています。
このぶどうを使って、おいしいスパークリングワインや白ワインができると思うとうれしい。

自然いっぱいなところで作られているぶどうだから、おいしいワインができるのだ。
次は、Grevenmacherという町のインフォメーションに行って、白ワインのカーヴの場所を教えてもらいました。
そのカーヴは白ワインが売っていて、試飲してから買えるのです。
フルーティのものということで、AuxerroisとPinot Blancを買いました。
ぶどうの品種がそのままワイン名になっていました。
次は、ミュラタール地方へ行きました。
小さなスイスと呼ばれているだけあって、道路のまわりは木がたくさんあり、車で走っていると気持ちいい。

Echternach(エヒテルナッハ)の町に寄りました。
大きな教会があったので中に入りました。
この教会は、11世紀に建てられたものですが、第二次世界大戦で破壊されてしまった為、修復したそうです。
修復の様子の写真や図が展示されていました。
教会
街並み この町は、建物もかわいいし、噴水にもお花が飾ってあったりと雰囲気がいいです。
小さい町なのに、観光客がたくさんいました。
ケーキ屋さん この町は、お店に必ず看板があります。
このお店は、ケーキ屋さんだったのですが、ケーキのマークが付いた看板でした。

たばこ屋さんはパイプのマーク、パン屋さんはパンのマークというように看板を見れば何のお店かわかるようになっていました。 かわいらしい看板です。
ヴォーフォール城1
次は、Beaufort(ヴォーフォール)の町に行きました。 この町にはヴォーフォール城があるというので行ってみました。 かなり古いというか、もう遺跡のようになっていました。

インフォメーションでもらった地方の見どころガイドにちょこっと説明が載っていたのですが、12世紀頃に建築された城となってました。 右上の写真の建物中で、お城の歴史を映像で見せてくれます。
でも、ドイツ語でぜんぜんわかりませんでした。何か戦いがあったようです。
ヴォーフォール城2
お城は破壊されていて、一部しか残っていませんが、食事の部屋、裁判の部屋、拷問の部屋など、どんな部屋だったのかがわかるように絵が掛けられています。
拷問の部屋は道具まであり怖かったです。
Schiessentumpel このミュラタール地方は、小さなスイスと呼ばれるだけあって、森、渓谷、川があり自然がいっぱいです。
車で走っていると、キャンプ場がたくさんあるのが目につきます。

キャンピングカーやテントがたくさんあるので、この自然を楽しみに来ているのがわかります。
時間があれば、ハイキングしたり、川で遊んだり、バーベキューしたりして、のんびり過ごしてみたいです。

地方の見どころガイドに載っていたSchiessentumpelです。 小さい子からおじいちゃんまで、この滝の近くで水遊びをしてました。
手で川の水を触ってみたら、冷たくてとっても気持ちいい。 水着を持ってくればよかったと後悔。

小さな滝を見ていると、なんだか癒されます。やっぱり自然っていいですね。
Larochette城の絵
Larochette城1
このお城は、Larochetteの町にある丘の上に立っているので、車でかなり上まで上りました。 上のLarochette城の絵は、お城の原形です。とても大きなお城です。
立派なお城だったのに、16世紀に焼け落ちてしまったそうです。
現在も修復作業をしていますが、右の写真の建物は修復作業が終わったものです。
当時の生活がわかるように、建物の中に絵が掛けられています。
Larochette城2
左上の写真は、お城から町を撮ったものです。
谷に町があるのがわかります。同じ作りの建物が並んでいるのがかわいらしいです。
右上の写真は、お城の入り口にあるホテルです。お城に泊まっている気分が味わえるみたいです。
小さな町の観光を終え、ルクセンブルグ市内に戻ってきました。 小さな国なのですぐに戻ってこられます。

お腹が空いてきたので、ダルム広場にあるLe Beaujolaisに行きました。
ここはカジュアルなイタリアンレストランです。フランス語、ドイツ語メニュでした。

オニオンスープ、サラダ、クアトロピザ、ボロネーゼスパゲッティ、モーゼルワインを注文しました。
ピザは生地が薄く、パリパリしておいしかったです。
Le Beaujolais
ダルム広場には演奏できるスペースがあり、この日は、オーケストラがやってきました。
オーケストラの演奏を聴きながら食事ができるので最高です。
オーケストラ


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