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キンデルダイクの風車
風車

14 July, 2007

オランダらしいところに行こうと思って、キンデルダイクに風車を見に行きました。
19基もの風車を一度に見られるのは、とても珍しいので、のんびりと散歩しながら風車を見てきました。

帰りにユトレヒトに寄って、ディック・ブルーナ・ハウスでナインチェ(ミッフィー)を見てきました。



ユネスコ世界遺産プレート キンデルダイク-エルスハウトの風車群(ユネスコ世界遺産1997年登録)

この日は雲っていて雨が降りそうな天気でしたが、天気予報を信じてキンデルダイクまで行ってみました。

駐車場から歩いていると、風車が回っているのが見えてうれしくなりました。
7、8月の土曜日の午後は、風車が回るので、楽しみにしていたのです。

入口には看板があり、風車の場所を確認することができます。 ユネスコ世界遺産マーク入りの看板だったので、写真を撮っておきました♪
風車と道
キンデルダイクは”子供の堤防”という意味です。 洪水の水が引いた後に、堤防の上にゆりかごが載っていたことから、この名前になったそうです。 ちょっと怖いですね。

周りに何もないので、強い風が吹いて少し肌寒いけど、風車を見ながらのんびりと歩きました。
強い風が吹くから風車も良く回ってます。
内部見学できる風車&看板
歩いていると右側に内部見学できる風車がありました。 以前、来たときに内部見学をしているし、急な階段を上って内部見学するのは息子がいると大変なのでやめておきました。
内部見学をすると風車の仕組みがわかるのでおすすめです。
木彫りの風車&風車
左上の写真のように、枯れた木に木彫りの風車がはめ込まれていました。 枯れてしまった木をオブジェとして再利用しているところがオランダらしい。

右上の写真は、風車が5基並んでいて、キンデルダイクらしい景色だったので、ここで記念写真を撮りました。
ここからの景色は、ガイドブックやポスターなどにも使われているので、みんなここで写真を撮っていました。
風車&ボート
ボートツアーもあって、ボートから風車を見るのも楽しそう。 でも、この日は曇っていて風が強かったから、ボートに乗っている人は寒そうにしてました。 晴れていたら、もっと楽しめそう。
羽根の帆を張る風車守
1基だけ違う形の風車があったので見ていると、風車守の人が羽根に帆を張る作業を始めました。
まずはロープをはずし、風車守の人が羽根に登り帆を張るのですが、てきぱきと作業をして、あっという間に1枚目が完成しました。
風の強さや向きによって、帆を張ったり、羽根の位置を変えたりと、風車守だからできる作業です。
風車
13時を過ぎて、お腹が空いてきたので、ベンチに座って持ってきたパンを食べました。
風車を見ながら外で昼食を食べると、とてもおいしく感じます。
風車、運河、空を眺めていると、時間がゆっくりと流れている感じがしてうれしい。

時計を見るとまだ14時だったので、どこかに寄れそうだと思い、いろいろ考えて、帰り道にあるユトレヒトに寄ることにしました。
ナインチェ(ミッフィー)の作者のディックブルーナは、ユトレヒト出身なので、ユトレヒトにはナインチェ(ミッフィー)にちなんだ場所がいくつもあります。

ミッフィーのことをオランダでは”ナインチェ(Nijntje)”と呼んでいます。
”小さい”や”かわいい”という意味のチェ(tje)をうさぎの単語にくっつけて、ナインチェになりました。
ナインチェを日本語にすると”うさこちゃん”です。

まずは、ディック・ブルーナ・ハウスを目指し、駐車場を探したのですが、駐車場がどこも空いていなくて、ディック・ブルーナ・ハウス周辺を3周してやっと見つけました。 疲れた〜
ディック・ブルーナ・ハウスのチケットは、近くにある中央博物館で買うので、まずは中央博物館に行きました。
窓口でチケットを買おうとすると「今日は、ユトレヒトウィークエンドで、入場料が無料よ!」っと言って、無料のチケットをくれました。 ラッキー♪

このチケットでディック・ブルーナ・ハウス中央博物館を見学することができます。

無料のチケットを持ってディック・ブルーナ・ハウスに行きました。
ディック・ブルーナ・ハウスのチケット
ディック・ブルーナ・ハウス&案内看板
ディック・ブルーナ・ハウスに行って、入口の扉の案内看板を見ると・・・
オランダ語、英語、日本語が書かれてあってびっくり。 日本人がたくさん訪れるから、日本語があるみたいだけど、なんだか違和感があるな〜っと思ってよく見ると・・・

ディック・ブルーナ・ハウスが”ディック・ルーナ”になってますよ!
いつも日本語の間違いを見つけても、笑って終わってしまうけど、こういう時って「間違ってますよ」っと教えた方がいいのかな?
金色のナインチェ&読書室&絵本
中に入ると係員がいるのでチケットを見せてから、無料のオーディオガイドが置かれている場所に行きます。
日本語のオーディオガイドも置いてあるのがうれしい。
案内に従って歩いて行くと、金色のナインチェがお出迎えしてくれます(左上の写真)

次の部屋に入ると読書室になっていて、いろんな言語に訳された絵本が壁に飾ってあったり、ナインチェのいすに座って、絵本を読むことができます。
ヘッドホンもあり、オランダ語、英語、日本語で音声が流れるようになっています。

ディック・ブルーナの絵本が壁に飾ってあるので、鮮やかな色の絵を見るだけでも楽しいから、大人も子供も楽しめます。
古い絵本&絵を描く道具
次の部屋に行くと、ディック・ブルーナの古い絵本、絵を描く道具、作業工程がわかる絵などが展示してありました。 この部屋にある展示物を見ていると、ディック・ブルーナのことがよくわかります。
息子がバギーから降りたがっているので、次の部屋へ。
ナインチェハウス&ベンチ
次の部屋はインターナショナル・ルームです。 ナインチェハウスや布でできた大きなブロックがあったり、日本から贈られた、いろんな衣装を着たナインチェなどがありました。
子供達が自由に遊べるようになっているので、息子をバギーから降ろして遊ばせることにしました。

息子はすぐにナインチェハウスに近づいて、ドアのところから中を覗いたり、近くにあった布のブロックで遊んだりして楽しそうでした。
ベンチの横を見ると、ナインチェの顔になっていてかわいい(右上の写真)

2階の展示物やお土産コーナーを見た後に、ユトレヒトの中にあるナインチェを探しに行くことにしました。
場所がわからないので、窓口のお姉さんに地図をもらい、場所を聞いてから行ってみました。
信号機
まずは信号機から見に行きました。 教えてもらった場所に行くと、上の写真のような信号機がありました。
交差点には、歩行者用の信号機があるのですが、1つの横断歩道にだけナインチェの信号機があります。
青は歩いているナインチェ、赤は止まっているナインチェになっていてかわいいから、何枚も写真を撮ってしまいました。
銅像
次はナインチェ広場にある銅像を見に行きました。 窓口のお姉さんが「銅像は小さな広場にあって、とても小さいから見逃さないようにね」と言っていたので、ある程度、想像していたけど、やっぱり小さかった。
小さな広場にひっそりと銅像があるので、気をつけないと本当に見逃しそうでした。

この銅像はディック・ブルーナの息子が作ったそうです。
小さな銅像だったけど、かわいいので記念写真を撮っておきました。

この日は風車だけしか見られないと思っていたのに、ユトレヒトに行ってナインチェをたくさん見られて、充実した1日になりました。


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