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ウフィツィ美術館
ポンテ・ヴェッキオ

3日目
11 May, 2007

この日はウフィツィ美術館に行きました。
メディチ家の美術コレクションを収蔵している美術館で、有名な絵画を多く展示しています。

ボッティチェッリのヴィーナスの誕生を近くで見ることができて感動しました。



事前にウフィツィ美術館の予約をしていたので、予約時間の8:15に間に合うように、6:30に起きて準備をして、7時過ぎにホテルを出発しました。 本当は9時を希望していたけど、予約完了メールが届いたら8:15になってました。 早すぎ〜

ホテルの朝食の時間は8時からだったので、食べずに出発して、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の近くにあるパン屋さんでパンを買いました。
朝は寒くて歩くのが辛いので、バスで移動しようと思い、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から7番のバスに乗って、ドゥオモに行きました。
フィレンツェ歴史地区(ユネスコ世界遺産1982年登録)

前日、ドゥオモに来た時に、人が多すぎてサン・ジョヴァンニ洗礼堂天国の扉の前で記念写真が撮れなかったので、朝なら誰もいないと思って来てみたのです。

誰もいないと思ったら、おじさんが1人いて、天国の扉の写真を何枚も撮っていました。

おじさんの撮影が終わってから、記念写真を撮ることができました。
天国の扉1
天国の扉2
天国の扉は、旧約聖書を題材にしたパネルが10枚はめ込まれています。
天国の扉の前には柵がしてあって触れないようになっていますが、近くから写真を撮ることはできるので、1枚ずつパネルの写真を撮ってみました。

近くで見ると、細かい彫刻が施されているのがわかります。 レプリカでも豪華なのだから、本物はもっと素敵なのでしょう。 天国の扉の写真が撮れたので、次は、歩いてウフィツィ美術館まで行きました。
ダヴィデ像
ウフィツィ美術館の手前にシニョリーア広場があったので、買ったパンを食べました。 ウフィツィ美術館の予約時間まで、まだ時間があるので、シニョリーア広場にあるダヴィデ像のレプリカを見てみました。

本物のダヴィデ像は、撮影禁止だったので、レプリカのダヴィデ像と記念写真を撮りました。
レプリカだけど、近くでダヴィデ像の写真を撮れるのはうれしい。
ヘラクレスとカクス像&ネプチューンの噴水&コジモ1世の騎馬像
左上の写真は、バンディネッリのヘラクレスとカクス、真ん中上の写真は、アンマンナーティのネプチューンの噴水、右上の写真は、ジャンボローニャのコジモ1世の騎馬像です。
シニョリーア広場には、他にもたくさんの彫刻像があって、まるで美術館のようです。
ランツィのロッジア
アーケード建築のランツィのロッジアには、たくさんの彫刻像が並んでいます。
その中で目を引くのが、チェッリーニのペルセウス像です。 ペルセウスがメデューサの首を持っているブロンズ像です。 ダヴィデ像より小さい像ですが、迫力のある像です。
ヴェッキオ宮 フィレンツェ歴史地区(ユネスコ世界遺産1982年登録)

シニョリーア広場にあるヴェッキオ宮は、14世紀に建設され、フィレンツェ共和国時代に政庁舎として使われていました。

16世紀にはメディチ家の居城になり、現在は市庁舎になっています。
塔の高さは94mもあるので、つい見上げてしまいます。

内部はルネッサンス様式で豪華なので、次回は内部を見ようと思います。
8時を過ぎたので、ウフィツィ美術館に行きました。
予約の紙を持っているので、予約専用入口のところに行ってみると・・・
入口の扉に「緊急の工事があるので、本日の開館時間は10時になります」っという張り紙がしてありました。

え〜〜、うそ〜〜 今、8時過ぎだから、2時間も待たないといけないなんて・・・
緊急の工事だから仕方ないけど、予約した意味がなくなりました(涙)
ウフィツィ美術館&ヴェッキオ宮&チケット
フィレンツェ歴史地区(ユネスコ世界遺産1982年登録)

Uffizi(ウフィツィ)は”Office(オフィス)”のことです。 メディチ家がOffice(オフィス)として使っていたことから、古いイタリア語を使ってUffizi(ウフィツィ)という名前になったそうです。
列に並んで待っているのも退屈なので、私と息子は周辺を歩くことにしました。

ウフィツィ広場を端から端まで何度も歩き、近くにいた2歳の女の子と遊び、階段を上り下りしたりと、息子はずっと動きっぱなし。 9:30頃になって、入口の扉がやっと開きました。 長かった〜
窓口で予約の紙を見せて、チケットを発行してもらったら、今度は「違う入口に行って並んでください」と言われました。
行列&ウフィツィ美術館入口
入口に行って、少し待ったら中に入ることができました。 予約をしてない人の行列は、100m以上の長さになっていて、入場するまで時間がかかりそうです(左上の写真)
防災上、美術館に入場できる人数が決まっていて、予約をしないと何時間も待つので、予約をおすすめします。

内部は、飲み物持ち込み禁止、撮影禁止なので、中に入る前に入口の写真を撮りました(右上の写真)
天井が華やかで素敵です。 結局、中に入ったのは10時でした。

入口でセキュリティーチェックをしてから中に入りました。
中に入って少しすると、息子が寝てくれました。 中に入る前にずっと動いていたから疲れたみたい。 これでゆっくりと見学することができるからうれしい♪
ウフィツィ美術館回廊(ポストカード)
日本語のオーディオガイドを借りてから見学をしました(2人用6.20ユーロ)
内部は撮影禁止だったので、ポストカードを載せてみました。 上の写真は回廊です。 回廊にはたくさんの彫刻像が置かれ、天井画もあり華やかです。 この回廊も「冷静と情熱のあいだ」の映画の撮影に使われています。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ボッティチェッリ、ラファエロ、フィリッポ・リッピなど、美術の教科書に載っている絵画を目の前で見ることができます。
見たいと思っていたレオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知は、日本に貸し出し中でした。残念。
ヴィーナスの誕生(ポストカード)
第10-14室はボッティチェッリの部屋です。
ボッティチェッリの作品がたくさんある中で、目を引くのがヴィーナスの誕生です。
上の写真はヴィーナスの誕生です。 1484年頃に描かれた作品で、大きさは172.5cm×278.5cmです。

ヴィーナスの誕生の前は人がたくさんいますが、少し待てば、目の前で見ることができます。
大きな貝の上に立つヴィーナスは美しすぎて、ずっと見てしまいます。 淡い色が使われているからか、やさしい感じがする絵です。
春(ポストカード)
次はを見ました。 1481〜1482年頃に描かれた作品で、大きさは203cm×314cmです。
ヴィーナスの誕生より大きな絵で、華やかです。
たくさんの草花が描かれていますが、ほとんどが実在する草花で、フィレンツェ近郊の丘で見ることができるそうです。
オーディオガイドの説明を聞きながら、他の作品もじっくりと見ました。
ポンテ・ヴェッキオ1
内部は撮影禁止ですが、外を撮影するのはOKなので、3階の窓から見えたポンテ・ヴェッキオの写真を撮りました。 ポンテ・ヴェッキオの上の階のヴァザーリの回廊を歩いてみたいと思ったけど、見学できる日が決まっていて、この日の予約はありませんでした。残念。

息子が寝ていてくれたので、2時間もじっくりと見ることができて満足。 息子が起きたので、お土産コーナーに行って、ポストガードやガイドブックを買ってから外にでました。
12時を過ぎてお腹が空いたので、気になるお店に行ってみました。
プロカッチの店内&パニーニ&キッシュ
トルナブォーニ通りにあるProcacci(プロカッチ)に行きました。

Procacci(プロカッチ)
住所:Via Tornabuoni 64r
TEL:+39 (0)55-211656

Panini Tartufati(パニー二・タルトゥファーティ)という白トリフのパニーニがおいしいというので気になっていたのです。 約10cmの小さなパニーニなので、チーズパニーニとキッシュも注文しました。
食べてみると、トリフの味と香りがしっかりして、とにかくおいしい!

おいしいけど、小さなパニーニだからあっという間に食べ終わってしまい、あと3つぐらい食べられそうでした。
まだお腹が空いていたので、次はパニーニがおいしいI Fratellini(イ・フラッテリーニ)に行きました。
イ・フラッテリーニ&ツナパニーニ
I Fratellini(イ・フラッテリーニ)
住所:Via Dei Cimatori 38r
TEL:+39 (0)55-2396096

このイ・フラッテリーニは、ワインバーですが、パニーニがおいしいというので気になっていたのです。 行って見ると、とても小さなお店で、まるで屋台のようです。
13時過ぎだったので、お店の前には行列ができていました。

パニーニの種類がたくさんあって迷ったけど、ツナパニーニにしました。 パンも大きくて、具もたくさん入っているから、お腹がいっぱいになります。
ポンテ・ヴェッキオ2
お腹がいっぱいになったので、次はポンテ・ヴェッキオを歩いて渡ってみました。
両側に宝飾店が並んでいるので、道を歩いている感じがして、橋の上にいることを忘れてしまいます。
宝飾店には、豪華なネックレスやカメオなどがあって、買えないけど見るのは楽しいです。

橋の中央部はお店がないので、アルノ川を眺めることができます。 観光客だらけだけど、橋の端に行けば、のんびりと眺められます。
マドヴァ&手袋
ポンテ・ヴェッキオを渡り終わったところに、手袋専門店のMadova(マドヴァ)があるので行ってみました。

Madova(マドヴァ)
住所:Via Guicciardini 1r
TEL:+39 (0)55-2396526

お店のお姉さんに欲しい手袋の形と色を言うと、手袋を出してくれます。
「私は茶色の手袋が欲しい」と言うと、薄い色から濃い色まで、茶色の手袋が10双以上も出てきてびっくり!
確かに茶色と言っても、いろんな色があるけど、これだけの種類が出てくるとびっくりします。

「チョコレートのような色が欲しい」と言うと、それだけで何双も出てきました。
「手を出して」と言われて、カウンターの上にある小さなクッションの上にひじをついて手を出すと、私にぴったりのサイズを手に着けてくれます。 さすがプロです。

いろいろ試着して、買ったのが右上の写真の手袋です。 とても柔らかく、手にフィットするので、冬に活躍しそうです。
欲しかった手袋を買って満足したので、次はサンタ・クローチェ教会まで歩くことにしました。
ヴィヴォリ&ジェラート
サンタ・クローチェ教会に行く前に、おいしいジェラートを食べようと思ってVivoli(ヴィヴォリ)に行きました。

Vivoli(ヴィヴォリ)
住所:Via Isola Delle Stinche 7r
TEL:+39 (0)55-292334

1930年創業の老舗のジェラート屋さん。 ジェラートの前に行列ができていたので、そこに並びました。 順番が来たので注文したら、「レジに行ってください」と言われました。
このお店は、まずレジでカップの大きさを言って、お金を払い、レシートをもらって、それからジェラートを注文するというシステムでした。

マンゴーとチョコレート、パンナコッタとコーヒーを注文しました。 お店の中は混んでいたけど、奥のテーブル席は空いていたので、ゆっくり食べることができました。
食べてみると濃厚でおいしい。 特にチョコレートがおいしかった。
サンタ・クローチェ教会&チケット
フィレンツェ歴史地区(ユネスコ世界遺産1982年登録)

次はサンタ・クローチェ教会に行きました。 ガリレオ、ミケランジェロ、マキャヴェリなど、偉人たちが葬られていることで有名な教会です。 入口でチケットを買ってから中に入りました(5ユーロ)
ガリレオ・ガリレイの墓碑&ミケランジェロの墓碑
まずは有名なガリレオ・ガリレイの墓碑(左上の写真)とミケランジェロの墓(右上の写真)を見ました。 大理石がたくさん使われていて、他の墓碑より華やかです。
たくさんの偉人たちが葬られているので、”フィレンツェのパンテオン”と呼ばれています。
サンタ・クローチェ教会内部
世界遺産だからという理由でサンタ・クローチェ教会の中に入ったのですが、フレスコ画、墓碑、彫刻など、見どころがたくさんありました。
修復工事中のところもあったけど、いろいろ見られて満足です。
回廊から中庭を眺めて、のんびりできるのもいいです(上の写真の右下の写真)

近くにスーパーがあったので、水などを買ってからホテルに戻って、夕食の時間までのんびりしました。
夕食は何を食べるかを考えていたら、ピッツァが食べたくなったので、事前に調べていたCaffe Italiano(カフェ・イタリアーノ)に行ってみることにしました。

Caffe Italiano(カフェ・イタリアーノ)
住所:Via Isola Delle Stinche 11/13r
TEL:+39 (0)55-289368

Osteria Del Caffe Italiano(オステリア・カフェ・イタリアーノ)の隣にあるピッツェリアですが、住所はオステリアと一緒でした。
フィレンツェのお店は、夜は19時開店のところもあるので、19時頃に行ってみると・・・ 19:30からでした(涙)
時間があるので、近くを散策して19:30になってからお店に行きました。
カフェ・イタリアーノ&ピッツァ窯
お店に行ってみると、開店していたので中に入りました。 お客さんは私達しかいなくて、貸切状態なので、ゆっくりできそうです。 左上の写真に写っている、おじさんが1人で切り盛りしていました。
メニューは、マルゲリータ、ナポレターナ、マリナーラの3種類のピッツァと飲み物しかありません。

旦那様はマルゲリータ、私はマリナーラを注文しました。
「マリナーラはチーズがないけどいいの?」と言われたけど、食べてみたかったので、そのままマリナーラを注文しました。
作業台の近くの席だったので、おじさんが生地をのばして、具をのせて、窯で焼くところを見ることができました。 あっという間に出来上がりました。
マルゲリータ&マリナーラ
運ばれてきたピッツァを見ると、私のマリナーラはハートの形になってました。
うれしい演出です。 おじさんありがとう。
ナポリピッツァなので、中央部は薄く、縁は厚くなっていて、おいしそう。

マルゲリータは、トマトソース、モッツァレラ、バジルです。 マリナーラは、トマトソース、にんにく、バジルです。
あつあつのうちにいただきます♪

生地はもちもちしているのにやわらかく、トマトソースもおいしい。 シンプルなピッツァだから、素材の味がしっかりとわかります。 今まで食べたピッツァの中で一番おいしかった。
写真を見ていたら、また食べたくなりました。
ジェラート
カフェ・イタリアーノがある通りには、ヴィヴォリがあるので、ジェラートを食べました。 一番小さなカップで、バナナといちご、コーヒー2種類にしました。 おいしいピッツァを食べた後に、おいしいジェラートを食べて幸せ。
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅行きのバスを見つけて乗り、ホテルに帰りました。


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