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ダヴィデ像
ダヴィデ像(ポストカード)

2日目
10 May, 2007

この日は、ずっと見たいと思っていた本物のダヴィデ像を見に、アカデミア美術館に行きました。
本物のダヴィデ像は、今にも動きだしそうなほど迫力があり、いろんな角度から見入ってしまいました。

サンタンブロージョ市場に行ったり、ドゥオモのクーポラに登り、フレスコ画を見たり、有名トラットリアで食事をしたりと、盛りだくさんな1日でした。



アカデミア美術館のチケット 事前にアカデミア美術館の予約をしていたので、予約時間の9時に間に合うように、7時に起きて、朝食を食べてから出かけました。

9時前に着いて、入口で予約の紙を見せると、すぐに中に入ることができました。 受付で予約の紙を見せると、チケットを発行してくれます。

入口でセキュリティーチェックをしてから中に入りました。 内部は、飲み物持ち込み禁止、撮影禁止です。
中に入ってすぐのところはコロッソの大広間になっていて、大きな石膏像やボッティチェッリの絵などがあります。 500年以上前の絵は板に描かれていて、教会の祭壇画だったようです。

次は囚人たちのギャラリーに行きました。 この部屋に入ると、奥にあるダヴィデ像が見えるので、気になりますが、まずはミケランジェロの囚人たちの大理石像を見ました。

囚人たちの大理石像は、未完成のままですが、どうやって彫ったのかがわかる貴重な作品です。 この囚人たちの大理石像を見ていたら、中学生の時の美術の授業で、手の石像を彫ったことを思い出しました。

中学生だったからなのか、物を立体で考えるのが難しく、彫るのにとても苦労したのです。
1つの石から、今にも動き出しそうな人間を彫ることができるミケランジェロはすばらしい。
囚人たち聖マタイの大理石像をじっくり見た後は、ずっと見たいと思っていた、本物のダヴィデ像を見ました。
ダヴィデ像(ポストカード)
ダヴィデ像は、思っていたより大きく5m17cmもあり、近くで見ると迫力があります。
筋肉、血管、しわまで彫られていて、今にも動き出しそうな感じがするぐらい人間らしさがある大理石像でした。
手や背中の筋肉は本物のように見えるし、血管まで彫られているから力強い感じがします。

近くでダヴィデ像をじっくり見ていたら、瞳がハートに彫られているのを発見しました!
瞳がハートなのを見つけたら、ダヴィデ像がかわいく見えてきました。
じっくりとダヴィデ像を見ることができて満足したので、他の展示物を見ることにしました。

石膏像、絵、楽器など、いろいろなものが展示してあったけど、ダヴィデ像を見た後だったので、じっくり見る気分になれず、さらりと見ただけでした。
お土産コーナーに行って、ポストカードやガイドブックなどを買いました。 上の写真はお土産コーナーで買ったダヴィデ像のポストカードです。
外に出るとアカデミア美術館の前には、約50mの行列ができていたから、入るのに時間がかかりそうです。
事前に予約をしておくと、すぐに入ることができるので、おすすめです。

アカデミア美術館から、リカーソリ通りをまっすぐ歩いていくと、ドゥオモがあるので、行ってみました。
アカデミア美術館の入口
ドゥオモ1
フィレンツェ歴史地区(ユネスコ世界遺産1982年登録)

リカーソリ通りを歩いていると、少しずつドゥオモが見えてきます。
白、緑、ピンクの大理石でできた外壁は、とても華やかなので、近くで見たくなり、歩くスピードが速くなります。
大理石の色には意味があり、白は信仰、緑は希望、ピンクは愛情を表しています。
ドゥオモ2
ドゥオモの正式名称はサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(花の聖母教会)です。
ブルネレスキの二重構造のドーム案が採用されて建てられたので、高さが107mもある巨大なドームが出来上がりました。 下から見上げると迫力があります。

外壁は、細かい彫刻が施されているし、白、緑、ピンクの大理石が使われていて、とても華やかなので、近くでじっくり見てしまいます。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂&天国の扉
フィレンツェ歴史地区(ユネスコ世界遺産1982年登録)

ドゥオモの前にある白と緑の大理石が使われている八角形のロマネスク様式の建物は、サン・ジョヴァンニ洗礼堂です。 このサン・ジョヴァンニ洗礼堂の東の扉は、ミケランジェロが天国の扉と讃えたと言われている、ギベルティの有名な扉があります。

サン・ジョヴァンニ洗礼堂にある天国の扉はレプリカで、本物はドゥオモ美術館にあります。 細かい彫刻が施されていて、レプリカでも華やかな扉です。 天国の扉は有名なだけあって、観光客がたくさんいて、写真を撮るのに苦労しました。
ドゥオモ&サン・ジョヴァンニ洗礼堂&ジョットの鐘楼 フィレンツェ歴史地区(ユネスコ世界遺産1982年登録)

ドゥオモ広場の端まで行って、ドゥオモサン・ジョヴァンニ洗礼堂ジョットの鐘楼の写真を撮りました。

建物が大きいし、観光客が多くて、写真を撮るのが大変だったけど、3つの華やかな建物を1枚の写真に収めることができて満足です。

フィレンツェらしい建物を見られて満足したので、次は共和国広場に行きました。
共和国広場&バス停
共和国広場を見てから、近くのローマ通りに行って、ミニバスを待ちました。 ミニバスは、細い道も通れるバスなので、歩くのにはちょっと距離がある場所に行くときに便利です。

ローマ通りからAのミニバスに乗って、ベッカリア広場に行きました。 このミニバスも普通のバスと同じように、Carta Agileのチケットが使えます。
ベッカリア広場&ミニバス
ミニバスは、細い道をゆっくりと走ってくれるので、小さなお店を発見できて楽しい。
サンタンブロージョ市場に行きたかったから、ベッカリア広場の手前で降りようと思っていたけど、どこで降りてよいのかわからずに、結局ベッカリア広場まで行ってしまいました。

ベッカリア広場の1つ前のバス停で降りると、サンタンブロージョ市場まで歩いてすぐです。
右上の写真は、歩いてサンタンブロージョ市場に行くときに見かけたミニバスです。
小さなバスなので、小回りが利きます。
サンタンブロージョ市場に来たのは、有名トラットリアのTrattoria da Rocco(トラットリア・ダ・ロッコ)があるからです。

11:30頃に行ってみると、お客さんがいたので、食べられるかな?と思ったけど、「12時開店だよ」と言われてしまいました。
お店の前にいたお客さんは、テイクアウェイのお客さんでした。
サンタンブロージョ市場
サンタンブロージョ市場のお店
12時まで時間があるので、サンタンブロージョ市場を見てみることにしました。
まずは建物の中のお店を見てみると、生ハムがぶらさがっていたり、チーズ、パン、生パスタなどが売られていて、どれもおいしそう。 建物の外には、新鮮な野菜や果物のお店がずらりと並んでいます。

細長いトマトやぼこぼこしたトマトなどがあって、トマトの種類の多さにはびっくりしました。 途中で息子が寝てくれたので、ゆっくり見ることができました。 12時になったので、トラットリア・ダ・ロッコに行ってみました。

すでに数組のお客さんが座っていて、私達はバギーが置ける通路側の席に座りました。
座るとすぐにイタリア語と英語で書かれたメニューを持ってきてくれ、メニューを見ると、安さにびっくり!

プリモ(スープやパスタなど)が3ユーロ、セコンド(魚や肉など)が4ユーロ、コントルノ(付け合せ)が2.50ユーロ、デザートが1.10〜2ユーロ。 驚きの安さです。
トマト&モッツァレラ、生ハム&メロン、パンと野菜のサラダ、パスタを注文しました。
トラットリア・ダ・ロッコ&食べた物
作り置きしてあるトマト&モッツァレラ、生ハム&メロンは注文してから5秒で出てきて、あまりの早さにびっくり!
食べ始めると、パンと野菜のサラダ、パスタが運ばれてきて、あっという間にテーブルに料理が並びました。

トマト&モッツァレラは、市場の食材を使っているだけあって、トマトもモッツァレラも味が濃くておいしい。
そして、このお店で一番おいしかったのが、生ハム&メロンのメロン♪
生ハムと一緒に食べると、メロンがとても甘く感じます。 こんなに甘いメロンは食べたことがないと思うぐらいに甘く感じました。

パンと野菜のサラダは、野菜がたくさん入っていておいしいし、パスタもちょうど良いゆで加減で、ソースもおいしくて、あっという間に食べ終わりました。
デザートはパンナコッタを注文したら、すぐに出てきて、食べてみると、濃厚でおいしい。
これで1.10ユーロは安すぎです。

息子が寝てくれたので、ゆっくり食べることができたから余計満足できました。
うっかりテーブルの端の方にカメラを置いてしまったら、「通路側にカメラを置くと、スリにあうから内側に置いてね」っとお店のおじさんが言ってくれました。

おいしい物を食べてると、気がゆるんでしまうから、気をつけなくっちゃ。 それにしても、おじさんはやさしいな。
うまい、早い、安いと3拍子揃ったトラットリア・ダ・ロッコは、フィレンツェに行ったら、また行きたいお店になりました。 今すぐにでも行きたいぐらいです。
ヒゲおじさん
トラットリア・ダ・ロッコの名物ヒゲおじさんです。 各テーブルに来て、お客さんとおしゃべりをしたり、注文を取ったりと、忙しそうにしています。
左上の写真のように、ポケットにスパイダーマンを入れていたり、おしゃべり好きのとっても明るいおじさんです。
チブレオ&屋台 夕食はトスカーナ料理で有名なチブレオで食べる予定なので、場所を確認しておきました。
サンタンブロージョ市場からすぐのところにあります。

チブレオは、リストランテ、トラットリア、カフェ、テアトロがありますが、私達はトラットリアに行く予定です。

チブレオの前には、屋台が出ていて、もつ煮込みのトリッパやランプレドットなどがありました。

とても混んでいる屋台だから、気になるけど、食べたばかりなので、見るだけにしておきました。
Dolci&Dolcezze&タルト
近くにバス停があったけど、歩いてベッカリア広場まで戻りました。 ベッカリア広場まで戻ったのは、ミニバスを降りた時に、かわいいケーキ屋さんを見つけたので気になったのです。
このDolci&Dolcezzeには、フルーツ、チョコレートなどのタルトがたくさん置いてあり、どのタルトもおいしそう。 小さなサイズのタルトがあったので、レモンタルトとチョコレートタルトを注文しました。

レモンタルトはレモンの酸っぱさがほどよくておいしいし、チョコレートタルトは、生チョコのような食感でとってもおいしい。 お腹がいっぱいだったけど、甘い物は別腹なので、ペロリッと食べてしまいました。
Dolci&Dolcezzeの前がバス停なので、ミニバスが来るまでくつろぐことができます。
ミニバスに乗って、共和国広場まで行って、歩いてドゥオモまで行きました。
24時間文字盤時計&傭兵隊長画
フィレンツェ歴史地区(ユネスコ世界遺産1982年登録)

午前中にドゥオモに来た時は、中に入らなかったので、今度は入ってみることにしました。
中に入ってみると、パウロ・ウッチェッロの24時間文字盤時計(左上の写真)がありました。 普通の時計と違って、針が逆回転するのが面白い。

同じくパウロ・ウッチェッロの傭兵隊長画(真ん中上の写真)とカスターニョの傭兵隊長画(右上の写真)がありました。 真ん中上の写真と右上の写真は同じ傭兵隊長画ですが、作風がまったく違っておもしろい。
クーポラのフレスコ画を見ることができるけど、もっと近くで見たいと思ったので、クーポラに登ってみました。
クーポラのチケット
クーポラに登る入口は別のところにあるので、一度ドゥオモの外に出て、看板に従って入口まで行くと、行列ができていて、チケットを買うまでに10分もかかりました(6ユーロ)
入口でバギーを預かってもらい、ベビーキャリアに息子を入れてから、階段を上りました。
飲み物持ち込み禁止です。
階段&彫刻像&フィレンツェの街並み
階段を上り始めたら、すぐに疲れてきました。 体力ないな〜
階段を少し上ると、小さな部屋のような空間があって、そこで休憩しました。 その部屋には、彫刻像やレリーフなどが飾ってあったけど、少し見て、また階段を上りました。

階段を上っていると、小さな窓があって、そこから見るフィレンツェの街並みは素敵です。
後ろから人が来るので、のんびり眺めていられないのが残念。
クーポラの頂上まで464段ありますが、半分ぐらい登ったところから、フレスコ画を見ることができます。
最後の審判のフレスコ画1
クーポラに書かれた最後の審判のフレスコ画は、ジョルジョ・ヴァザーリとフェデリコ・ズッカリの作品です。
フレスコ画を近くで見ると、大きくて迫力があります。 天使や人物などが色鮮やかに描かれていて、このままずっと見ていたい気分でした。
ドゥオモ内部&最後の審判のフレスコ画
人が1人通れるぐらいの通路からフレスコ画を見ることができるので、歩きながらゆっくりといろんな角度からフレスコ画が見られます。
でも、後ろから人が来るので、反対方向には進めないので注意!

下を見るとドゥオモの内部を見ることができますが、人の小ささにびっくり。 この高さまで登っていたことにびっくりしました。 床のモザイクも見られて満足です。
通路
フレスコ画を見終わったので、ここから下りる階段を探したけど、なかったので、また階段を上っていきました。 すると、もう1つ通路があって、またフレスコ画を見ることができました!
上の写真のような通路からフレスコ画を見ることができます。
1つ上の通路なので、さっきよりもっと近くからフレスコ画を見られます。
手が届きそうなところに、フレスコ画が描かれているから、じっくり見てしまいます。

フレスコ画が見られたので、下りる階段を探すと、係りの人がいて、階段の場所を案内してくれました。

本当は、クーポラの頂上まで登りたいけど、息子がいるし、この後の階段は狭くて角度が急で危ないと聞いたのでやめておきました。
最後の審判のフレスコ画2
フィレンツェの街並み&ジョットの鐘楼
フィレンツェ歴史地区(ユネスコ世界遺産1982年登録)

下りる階段は、誰もいないので、のんびりと下りてきて、途中の窓から景色を眺めたり、写真を撮ったりと好きなことができました。
ジョットの鐘楼が窓から見えて、華やかな外観なので、じっくりと見てしまいました。

階段を下りると、入口とは違うところに出てしまったので、近くにいた係りの人にお願いをしてバギーを持ってきてもらってから外に出ました。
ドゥオモ3 フィレンツェ歴史地区(ユネスコ世界遺産1982年登録)

外に出ると、雲1つない青空なのは良いのですが、とにかく暑い!
5月なのに、真夏のような暑さなので、クラクラします。
暑すぎるので、近くで冷たい水を買って、みんなで飲みました。

ドゥオモを見ていたら、私達が登ったところがわかりました。
赤茶色をしたクーポラの下にある、茶色の部分です。
意外に高いところまで登っていたことがわかりました。

暑すぎるから、どこかで休もうと思って考えたら、アカデミア美術館からドゥオモまで歩いてきたリカーソリ通りにジェラート屋さんがあるのを思い出したので、さっそく行ってみました。
ジェラート屋さんのCarabe'(カラベ)の中に入ってみると、色鮮やかなジェラートが並んでいておいしそう!

どれにしようか迷ったけど、旦那様はレモンとヨーグルト、私はミルクとコーヒーにしました(2.50ユーロ)

お店の中にテーブル席があったので、そこに座り、さっそく食べてみると、味が濃いのにさっぱりしていておいしい!

後から知ったのですが、オーナーがシチリア出身なので、シチリアからピスタチオ、アーモンド、レモンを取り寄せてジェラートを作っているそうです。

知っていればピスタチオを食べたのに〜(涙)
ジェラート
サンティッシマ・アヌンツィアータ広場&孤児養育院
ジェラートを食べて体力が回復したので、歩いて2、3分のところにあるサンティッシマ・アヌンツィアータ広場に行きました(左上の写真)
「冷静と情熱のあいだ」の映画の撮影に使われた広場です。

フィレンツェ旅行の前に「冷静と情熱のあいだ」を観ておいたので、サンティッシマ・アヌンツィアータ広場に来たときは感動!
順正(竹野内 豊)とあおい(ケリー・チャン)がいた場所にいられるなんてうれしい。

右上の写真はサンティッシマ・アヌンツィアータ広場にある孤児養育院です。
ドゥオモクーポラを設計したブルネレスキが設計しました。
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会 フィレンツェ歴史地区(ユネスコ世界遺産1982年登録)

次はサンタ・マリア・ノヴェッラ教会に行ってみました。
行ってみると、ファザードは、修復工事中の為、全体がシートで覆われていたのです(涙)

白と黒の大理石でできたファザードを見たかった。
気を取り直して、次は近くにあるサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局に行ってみました。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
1221年にドミニコ修道院の修道士が、ハーブを栽培して調合したのが始まりと言われ、1612年に薬局として認可されました。
ドミニコ修道院内部の教会として使われていたところを改修してお店にしています。

お店の中が素敵なので、お店の女性に「写真を撮っていいですか?」と尋ねるとあっさりとOKしてもらえました。
天井のフレスコ画、壁の装飾、戸棚、シャンデリアなど、お店の中はとても豪華なので、薬局というのを忘れてしまいます。

香水や石鹸が有名ですが、小さな赤い箱に入ったアルメニア紙を買いました。
引き出しにそのまま入れたり、火をつけて燃やすと、消臭効果があります。
17時頃だったけど、まだ夕食まで時間があったので、のんびりと歩くことにしました。
ポンテ・ヴェッキオ
のんびりと歩いてポンテ・ヴェッキオが良く見える、サンタ・トリニタ橋に来ました。
ポンテ・ヴェッキオは”古い橋”という意味で、その名の通り、フィレンツェで一番古い橋です。
橋の上は2層になっていて、上の階はヴァザーリの回廊、下の階は宝飾店になっています。

ヴァザーリの回廊は、コジモ1世が雨に濡れずに歩けるように建設された回廊です。 さすが大富豪のメディチ家です。 橋の上にはお肉屋さんなどが並んでいましたが、悪臭がひどい為、ヴァザーリの回廊が建設された時に、宝飾店に変わったそうです。 下の階の宝飾店の建物がカラフルでかわいい。

近くのトルナブォーニ通りには、ブランドショップがたくさんあるので見てみたけど、特に欲しい物はなかったから何も買いませんでした。
ストロッツィ宮
トルナブォーニ通りにはストロッツィ宮があったので、中に入ってみました。
伝統的な切り石積みの建物で、ルネッサンス時代の貴族の屋敷だけあって豪華です。
建物の中では展示会が開催されていたけど、中には入らずに建物だけ見ました。

夕食まで時間があるので、一度ホテルに帰り、買った物を置いて、少しゆっくりしてから出かけました。 サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からAのミニバスに乗って、ベッカリア広場の1つ手前のバス停で降りました。
CIBREO(チブレオ)&魚介のスープ&トマト味のパン粥
チブレオは伝統的なトスカーナ料理のお店です。 リストランテ、トラットリア、カフェ、テアトロが同じエリアにあって、私達はトラットリアに行きました。

Cibreo(チブレオ)
住所:Via A. Del Verrochio 8r

チブレオは、1つの厨房で料理を作っているので、リストランテと同じ料理をトラットリアでも食べることができるのです。 リストランテはサービスが良く素敵な感じ、トラットリアはカジュアルな感じです。

トラットリアは予約を受け付けてないというので、開店時間の19時前に行ってみました。 18:50だったけどドアが開いていたので入ってみると、メニューを書いているおじさんがいて「まだ開店してないけど、席に座っていいよ」っと言うので、席に座りました。

席に座れたので、息子にベビーフードを食べさせていると、お店のおじさんがメニューを持ってきてくれました。 イタリア語のメニューで、食べたいと思っていた料理の名前はわかったけど、それ以外がわからなかったので、英語で説明してもらいました。 やさしいおじさんです。

伝統的なトスカーナ料理のお店だけあって、メニューには本当にパスタ料理がありませんでした。 魚介のスープ、パッパ・アル・ポモドーロ(トマト味のパン粥)、まぐろのカルパッチョ、コッロ・ディ・ポッロ・リピエーノ(鶏の首の詰め物)を注文しました。
料理が運ばれてくる頃には、満席になっていたので、早めに来て正解でした。

魚介のスープは、魚介の味がしっかりしておいしい。
パッサートという裏ごし料理がおいしいお店なので、パッパ・アル・ポモドーロ(トマト味のパン粥)を食べてみたかったのです。
パッパ・アル・ポモドーロ(トマト味のパン粥)を食べてみると・・・おっおいしい!

見た目は離乳食のようだけど、いろんな野菜とトマトの濃い味がするし、にんにくの味もするので食欲が増します。 おいしいから、息子に食べさせてみたけど、にんにくの味がするので、ダメでした。 おいしいのにな〜
息子はベビーフードとパンを食べて、おとなしくしているので、ゆっくり食事ができました。
まぐろのカルパッチョ&鶏の首の詰め物
おじさんおすすめのコッロ・ディ・ポッロ・リピエーノ(鶏の首の詰め物)は、鶏の首って言ってたけど、首の部分だけかな?それとも頭も付いてきたりして?っと旦那様と話していたら・・・
運ばれてきたお皿を見てびっくり!

頭の部分も付いてきているではありませんか〜!
とさかもくちばしも目もあって、私を見ています。 葉っぱのしっぽも付いてきて、鶏の形に盛り付けてありました。 見た目はすごいけど、食べてみると、詰め物の部分がきめ細かくやわらかくておいしい。
詰め物の部分も裏ごししているから、こんなにきめ細やかなのかな?

まぐろのカルパッチョは、赤身を想像していたら、ピンク色をしたトロの部分でした。
トロの部分だから、脂がのっていておいしい。
パンナコッタ&チーズケーキ
ドルチェはパンナコッタ、チーズケーキを注文しました。 カフェを注文したら「カフェはチブレオ・カフェで飲んで下さい」っと言われました。
食事の後にチブレオ・カフェでくつろぎながらカフェを飲むのも良さそう。

パンナコッタは、見た目も味もプリンでした。 チーズケーキは上にマーマレードがのっていておいしかった。
トスカーナ料理を食べたのは初めてだったけど、とてもおいしかったから、フィレンツェに行ったら、また行きたいお店です。

21時近くになってしまったので、ベッカリア広場からサンタ・マリア・ノヴェッラ駅行きのバスに乗ってホテルに帰りました。 この日はダヴィデ像を見られたし、おいしい物も食べられて、大満足の1日でした。


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