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コーンウォール
セント・マイケルズ・マウント&ランズ・エンド&ミナック・シアター

24-26 May, 2008

バンクホリデーの3連休を使って、イングランドの南西にあるコーンウォールに行ってきました。
フランスのモン・サン・ミシェルを見た後から、ずっと見たいと思っていたセント・マイケルズ・マウントに満潮時はボート、干潮時は歩いて行ってきました。
イングランド最西端のランズ・エンドミナック・シアターにも行ってきました。


 1日目 ランズ・エンド
 2日目 セント・マイケルズ・マウント
 3日目 クリームティー




ランズ・エンド
ランズ・エンド

1日目
24 May, 2008

イングランド最西端のランズ・エンドは風が強くて歩くのが大変だったけど、素敵な景色が見られて最高でした。

イギリス人女性のロウィーナ・ケイドが50年以上もかけてコツコツ造り上げたミナック・シアターに行ったり、干潮の時にセント・マイケルズ・マウントまで歩いて行けて、1日楽しめました。



バンクホリデーの3連休と学校のハーフタイムで休みが重なって、道が混むと思い、4:30頃に家を出発しました。 寝ている息子をベッドから出したら起きてしまい、その後は8時頃までに2回寝ただけでした。
チャイルドシートだと眠りにくいのかな?

サービスエリアに寄って、外のベンチで朝作ったおにぎりを食べてから、また車に乗ってランズ・エンドに向かいました。 ランズ・エンドに着いたのが10時過ぎだったから、約5時間半かかりました。 イングランド島の最西端だけあって遠い〜
ランズ・エンドの入口&看板
駐車場(3ポンド)に車を止めて外に出たら、風が強くて髪の毛が顔を覆って前が見えにくくなるし、歩くのも大変でした。 バギーに乗せずに息子を歩かせたら、風が吹いているのが面白いようで、キャッキャ言いながら楽しそうに歩いてました。 私はと言うと、髪の毛と格闘しながら歩きましたよ。 シュシュを持ってくればよかった〜

入口に到着すると、いろんな言語が書かれている看板があって、日本語で「ランズ・エンドへようこそ」と書いてあってうれしくなりました。 中に入ると両側に建物があるから、風がほとんど吹いてなくてよかった。
建物はお土産屋さんもあるけど、なにやら怪しげなアトラクションもあって違和感があります。
ほとんどの人が素通りしていたけど、こういうアトラクションがあるのは微妙だな〜
ランズ・エンドの標識
建物があるところを通り過ぎると、ランズ・エンドの標識がありました。 この標識は柵に囲まれていて、中に入って記念写真を撮る場合は有料です。 標識に住んでいる場所と距離を入れてくれるのですが、1枚9.50ポンド〜なので、撮るかどうか迷ってやめておきました。
柵の外から撮るのは無料なので、私達は柵の外から写真を撮りました(笑)
灯台 海を見ると、小さな島?岩かな?があって、その上に灯台がありました。

実際に見ると近いけど、写真で撮ると豆粒ぐらいにしか写ってませんでした。
晴れていたら、もう少しくっきり写るのだけど、雲っていたから、こんな写真になってしまった。

目の前は崖になっていて危ないので、息子をバギーに乗せてから、右側の方へ歩いて行きました。
最初で最後の家
風が強い中、くねくねした道を歩いて行くと、「First And Last」と書かれている家がありました。
アメリカ大陸の方の海から来たら最初の家で、イングランドの陸から来たら最後の家になります。 家の先はもう崖になっていて、確かに最初で最後の家でしたよ。
この家は、軽食屋さんとお土産屋さんになっているので、お土産屋さんをちょこっと見てみました。
旗&ランズ・エンド
最初で最後の家の隣は、展望台になっていて眺めがとてもよいです。 イングランドの最西端に来ているのが実感できます。 崖の近くは風が強くて、立っているのも大変だったけど、記念写真を撮っておきました。
風が強くなければ、この展望台でのんびりできたのにな〜
左上の写真の黒地に白のクロス旗は、コーンウォール州の州旗です。
ミナックシアター&海
次は、ランズ・エンドから車で約10分のところにあるミナック・シアターに行きました。 駐車場から少し歩くと海が見えてきました。 ランズ・エンドの海は、濃い青でしたが、ミナック・シアター近くの海は、エメラルドグリーンに近い青でした。 晴れていたら、もっときれいな色の海だったんだろうな〜
入場料の3.50ポンドを払って、さっそく見学をしました。
ロウィーナ・ケイド像&写真
このミナック・シアターは、イギリス人女性のロウィーナ・ケイドが50年もかけてコツコツ造り上げた石造りの野外劇場です。 「ミナック」は「岩場」という意味で、本当に岩場にある劇場です。
ロウィーナ・ケイド・エキシビジョンセンターには、ミナック・シアターをどのようにして造りあげたのかがわかるような展示がしてありました。 ロウィーナ・ケイドの情熱に感動しました。
ミナック・シアター1
海が背景になるように、断崖に造られた劇場は本当にすばらしい。 ロウィーナ・ケイドの演劇に対する情熱が伝わってくるというか、役者だったら一度はここで演技をしてみたいっという気分になります。
私は役者じゃないから、演劇を観る方だけど、ここで演劇を観たら感動するだろうな〜
実際にこの劇場で演劇が上演されていて、演劇の準備をしていましたよ。
ミナック・シアター2
石で造られた客席には、今まで上演された演目が刻まれていて、どんな演劇が上演されたのかわかるようになっています。 息子は、階段が好きだから、楽しそうに下りていたけど、手をつないで下りているからかなり時間がかかりましたよ。
ミナック・シアター3
円形の舞台に立ち、記念写真を撮りました。 円形の舞台から客席を見上げていると、役者になった気分になります。 息子は舞台の上でお得意のジャンプを披露してたけど、誰も見てませんよ〜
客席の上の方には、たくさんの植物が植えてあり、お花が咲いていてきれいです。
コーニッシュ・パスティ&コーヒーショップからの眺め
12時を過ぎていたので、コーヒーショップへ行きました。 食べたいと思っていたコーニッシュ・パスティがあったので、旦那様はチキン、私はトラディショナルステーキにしました。
このコーニッシュ・パスティは、もともと炭鉱夫のお弁当として作られたもので、肉や野菜の具をたっぷり詰めてパイ生地で包んで焼いた大きなパイです。 見た目がなんだか餃子っぽく見えるのは私だけ?

コーニッシュ・パスティがお皿にのってきたから、ナイフとフォークで食べたけど、手づかみで食べた方が食べやすそう。 中に具がぎっしり詰まっているし、大きなパイだから、これだけでお腹がいっぱい。
足りなかったらスコーンを食べようと思ったけど無理でした。

このコーヒーショップは、ガラス張りになっていて、ミナック・シアターを見ながら食事ができるのがうれしい。
双眼鏡も置いてあるから、遠くの方まで見ることができます。 途中から雨が降ってきてしまい、小降りになるまでのんびりと紅茶を飲んで休憩しました。
小降りになったので、もう一度ミナック・シアターを見てからホテルに向かいました。

ホテルに行く途中でセント・マイケルズ・マウントを発見しました。 車からセント・マイケルズ・マウントを見ると、ちょうど引潮で道が現れていて、歩いて渡れるチャンスでした。 まずはホテルに行って、セント・マイケルズ・マウントまで歩ける距離かを確認しました。

ホテルからは歩ける距離ではなかったので、すぐに引き返してセント・マイケルズ・マウントに一番近い駐車場のMarazionに車を止めました(3ポンド)
さっきまで降っていた雨が止んだから、傘なしで歩けるからよかった。 この日の為に長靴を買っておいたので、さっそく履きました。 息子にも長靴を履かせて出発です。 ちなみに旦那様は普通のスニーカーで(笑)
セント・マイケルズ・マウント
フランスのモン・サン・ミシェルに比べたら小さいけど、島の上に建物があるのは同じだったからうれしくなりました。 モン・サン・ミシェルを英語にするとセント・マイケルズ・マウントになるから、同じ意味です。 日本語にすると聖ミカエルの山です。

モン・サン・ミシェルは、車が通ることができる道が陸地から続いているので、満潮になっても孤島にならないけど、このセント・マイケルズ・マウントは孤島になるんですよ。
孤島になった時はボートで渡ることができ、引潮で道が現れた時は歩いて渡れるのです。
セント・マイケルズ・マウントまでの道
はしゃぎながら砂浜を歩いているから、なかなか前に進まなくて、やっとセント・マイケルズ・マウントに続く道まで辿り着き、石畳の道を歩きました。 引潮の時にしか現れない道を歩いているのは本当に不思議です。
たった数時間しか存在しない道なんですよね。本当に自然って不思議です。

道の両脇には、石がゴロゴロしていて、その上にわかめや藻みたいな海草が大量にくっついていて、ちょっと気持ち悪い。 でも、貝や小さなカニなどが見られたから楽しい♪
せっかく長靴を履いてきたのに、道が乾いていたから、長靴を履いた意味がなかった。
看板&セント・マイケルズ・マウント
写真を撮ったり、海草や貝を見ながら歩いていたから、約20分かかってセント・マイケルズ・マウントに到着しました。 土曜日はお城は閉まっているので、お城の見学はできなかったけど、道を歩くことができて満足♪
看板を見たら「今日はフェリーがない」と書いてあったので、セント・マイケルズ・マウントをちょこっとだけ見て引き返しました。

歩いていたら貝やカニを獲っている家族がいて、「カニを獲ったから見てね」と言ってくれたので、息子と一緒にバケツの中をのぞいていたら、息子がバケツを倒したのです。 カニが逃げたんじゃないかと心配したけど、一匹も逃げずに無事でした。危なかった〜

石の下にカニが隠れているから、家族みんなで石を持ち上げていて、約10cmのカニも出てきました。 海辺でカニを獲るのは楽しそうだけど、海草だらけの中に入るのは微妙です。
カニ獲り親子とお別れをして歩いていると、後ろから車が来ました。
普通の車は入れないから、ナショナルトラストの車なのかな? 狭くてガタガタした道をゆっくり走っていました。

途中から霧雨が降ったり止んだりしたけど、傘を差すほどではなかったからよかった。
砂浜まで戻ってきて、砂浜を歩いたり貝を見たりしてからホテルに向かいました。
車
マウント・ヘブン Mount Haven(マウント・ヘブン)
住所:Turnpike Road Marazion Nr Penzance
Cornwall TR17 0DQ
TEL:+44-(0)1736-710249
Web:http://www.mounthaven.co.uk

15時半過ぎにホテルに着きました。
ホテルはMount Haven(マウント・ヘブン)です。

雑誌やブログに紹介されていて評判の良いホテルだから、一度泊まってみたいと思っていたのです。

3連休は予約でいっぱいだと思っていたけど、行く2週間前に旦那様(予約担当、私は計画担当)がホテルに電話をしたら「ちょうどキャンセルが出て、24日なら1部屋だけ空いている」と言うので予約ができました♪

ディナーの予約もしておきました。
テラス&ミルクティー&セント・マイケルズ・マウント
チェックインをしている時に、息子がホテルの中に入りたがらず、入口のところにずっといるのです。
ホテルのいろんなところに小さな仏像が置いてあるが怖いのか、それとも室内が暗いのが嫌なのかわからないけど、とにかく嫌がったのです。

紅茶を用意してくれるというのでラウンジに行ったけど、息子がまだ嫌がっているので、テラス席に行ったら静かになりました。 まだ外で走り回りたかったみたいで、テラスに行ったら走り回って元気になりました。

テラス席でセント・マイケルズ・マウントを見ながら紅茶を飲んでくつろぎました。 息子はというと、ひたすら走り回ってましたよ。 ディナーの時間を聞かれたので、一番早い18時半にしておきました。 子連れだから早い時間にしておかないとね。
部屋&部屋からの眺め
紅茶を飲んでくつろいだ後に、部屋に案内してもらいました。 案内してもらった部屋は2階の角部屋で、天蓋つきのかわいい部屋です♪
でも、天蓋のレースを息子がひっぱって遊びだし、何度もレースが取れて直すのが大変でした。 5回ぐらい外れたら息子はレースに飽きたからよかった。 これでゆっくりお姫様気分を味わえます。

ディナーまで時間があるので、部屋でのんびりと過ごしました。 部屋からセント・マイケルズ・マウントを眺めていたら、いつの間にか道が海の中に消えていました。 テラスで紅茶を飲んでいる時は、まだ道があったのに、あっという間に道がなくなったのが不思議です。

18時半になったので、ラウンジに行きました。 まずは飲み物を注文して、飲みながらレストランのメニューを見て、食べたいものを選びます。 1ページ目に本日のメニューがあったので、その中から選びました。 息子用には、フィッシュ&チップスを作ってもらいました。
突き出しを食べながら、ラウンジでくつろげるのはうれしい。 息子が騒いだらルームサービスにしようと思ったけど、今のところ大丈夫なので、下の階のレストランに案内してもらいました。

ハイチェアも用意してくれたので、息子が騒がなければゆっくりできそう。

席に座ったら、すぐに前菜が出てきました。
ラウンジでくつろいでいる間に前菜を作っていて、出来上がる前に席に座らせるサービスは子連れにはとってもうれしい♪

前菜は、ホタテのソテーのヌードル添えです。
2人とも同じものが食べたくて注文しました。
このホタテは、プリプリしていておいしかった。

息子に食べさせたら、おいしかったようでたくさん食べてくれました。
ホタテのソテーのヌードル添え
ビーフ&カレイ
メインは、旦那様はビーフ、私はカレイにしました。 両方ともコーニッシュ(コーンウォール産)です。
やっぱり地元のものを食べるのが一番です。 ビーフは、とってもやわらかいし、カレイは、身がプリッとしていておいしかった。 息子は、ペンをナプキンの下に隠す遊びをして、おとなしくしてくれました。

デザートも食べようと思っていたけど、メインの量が多くて無理でした。 コーヒーを飲んでから部屋に戻りました。 おいしいものを食べた後に、すぐに部屋に戻ってくつろげるのっていいな〜
息子は、たくさん歩いて疲れたから、あっという間に寝てくれて助かりました。
こんな感じで、盛りだくさんの1日でした。


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