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5日目 ガウディが設計した教会ですが、未完成のまま建設が終わってしまったのです。 それでも素敵な教会でした。 外観も素敵ですが、中はもっと素敵でした。 サン・パウ病院やピカソ美術館にも行ってきました。 |
8時に起きて、前日に買っておいたエンサイマーダと呼ばれている渦巻状の丸いパンを食べました。 上に粉砂糖がかかっていてるけどほどよい甘さで、ふかふかして軽いパンなので朝食にぴったりです。 これはミニサイズなので直径10cmぐらいの大きさだけど、大きいものは直径30cmぐらいあります。 |
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まずは地下鉄L3のエスパーニャ(スペイン広場)駅に行ってFGC(カタルーニャ鉄道)の改札に行きます。 自動券売機で2Zoneの片道切符を買います。 自動券売機はタッチパネルになっているので、まずは言語を英語に切り替えます。 Single ticketを押して、その後に2Zoneを押して、最後に枚数を2枚にすると切符が買えました(1.65ユーロ) Colonia Guell(コロニア・グエル)駅にはS(各駅停車)の電車に乗れば、20分ぐらいで着きます。 |
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コロニア・グエル駅に着いたので外に行くと、上の写真のように案内の矢印と足跡がありました。 矢印と足跡をたどって10分ぐらい歩いていくとコロニア・グエル教会のインフォメーションまで迷わずに行けました。 住民や観光客にもほとんど会わず、静かな町でした。 | |
アントニ・ガウディの作品群(ユネスコ世界遺産1984年登録、2005年拡張) インフォメーションに行くと、ガイド付き、ガイドなしのチケットがあったので、ガイドなしのチケットを買いました(4ユーロ) ガイドは町中を案内してくれるらしいのですが、私たちはコロニア・グエル教会だけ見たかったのでガイドなしにしました。 |
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まずはインフォメーションの中にある展示室に行って、ガウディやこの町についての展示物を見ました。 グエルの繊維工場がこの町に移転してきた時に、労働者用の町を造りました。 1898年にコロニア・グエル教会のみガウディが手がけましたが、未完成で終わってしまいました。 完成図が展示されていたので見てみると、4分の1ぐらいしか完成していなかったことがわかりました。 逆さ吊り天井の実験をしている写真も展示してありました。 展示物も見終わったので、次はコロニア・グエル教会に行きました。 インフォメーションから歩いて2分ぐらいのところにあります。 門のところにおじさんがいたのでチケットを見せて中に入りました。 |
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外観はやはり不思議な形をしています。
柱や天井が斜めだったり、壁は波打っていたりしています。 そしていろんなところに破砕タイルが貼り付けてありました。 天井にはいろんな色のCとGのマークがたくさんありました。 コロニア・グエル教会の頭文字のようです(右上の写真) 左上の写真はステンドグラス部分です。 お花の形のステンドグラスはかわいいし、窓枠は破砕タイルが貼り付けてあってきれいです。 中に入ろうと思ってドアのところに行くと、撮影禁止のマークがありました。 内部の撮影は無理かと思っていたら、門のところにいたおじさんが来て、内部の写真を撮ってもいいよ!と言ってくれました。ラッキー。 |
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中に入ってみると柱が斜めだったり、柱が途中から二股になったり、天井の骨組みが曲線だったりするので驚きます。
そして、お花の形をしているステンドグラスからは色とりどりの光が差し込んでいてきれいです。 教会として使っているので、たくさんのいすが並んでいます。 このいすはガウディがデザインした2人掛けのいすで、座りやすかったです。 いすに座って内部を見ていると、いろんな発見ができるので楽しいです。 |
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左上の写真はガウディがデザインした2人掛けのいすです。
曲線が多く使われているいすは座りやすいです。 上の写真の真ん中左の写真は天井の骨組みが曲線になっているのが写っています。 曲線が使われている天井はどうやって建設したのだろう? 大きなステンドグラスに付いているチェーンをひっぱると窓になっている部分が開くのです。 上の写真の右下の写真はちょこっとだけ開いているのが写ってます。 ステンドグラスの部分が窓になることを考えるなんてさすがです。 外に出てみると階段があったので上ってみました。 新しく作られたところで広い屋上になっているのですが、石の色が白すぎで違和感がありました。 時間が経てば違和感はなくなるのかな? でも、この教会は未完成で終わってしまっているけれど、このままの状態で残しておいて欲しいな〜 帰りも足跡をたどって駅まで行きました。 電車に20分ぐらい乗っているとエスパーニャ(スペイン広場)駅に着きました。 地下鉄に乗ってL3のマリア・クリスティーナ駅に行きました。 |
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駅から10分ぐらい歩いたところにグエル別邸があります。 1884年にグエルの依頼で門、門番小屋、馬小屋などを増改築しました。 龍の門と呼ばれている門には鉄でできている龍があります。大きな口を開けていて迫力があります。 ギリシャ神話にでてくるゴールドのりんご園を守る龍をモチーフにしています。 現在はカタルーニャ工科大学の一部になっているので中には入れませんでした。 馬小屋だったところは現在は改築されてガウディ記念講座本部となっています。 門番小屋の屋根には破砕タイルが貼り付けてあってきれいです。 |
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14時を過ぎてお腹が空いたので4Gats(クアトロ・ガッツ)でお昼を食べました。 この建物の1階部分はプッチ・イ・カダファルクが設計しました。 1897年から6年間だけオープンしていて、その間にピカソやダリが頻繁に通ったそうです。 現在のお店はピカソ生誕100周年の1981年に、当時の雰囲気を再現して再オープンしました。 左上の写真のようにお店の中にはカサスの「2人乗りの自転車に跨る男」が飾ってありました。 紙のランチョンマットもこの絵でした。 お店はとても混んでいたのですが、1つだけテーブルが空いていたので座れました。 ランチメニューは前菜4つ、メイン4つの中から選べるようになっているのですが、スペイン語とカタルーニャ語しかなかったのでわかる単語だけで料理の内容を想像して注文しました。 観光地化されてしまっているので料理のお味は…普通でした。 お店の雰囲気はいいのでコーヒーを飲みにくるにはいいかも。 |
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バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院(ユネスコ世界遺産1997年登録) 次は地下鉄L5のオスピタル・デ・サン・パウ駅で降りてサン・パウ病院へ行きました。 サン・パウ病院の入口からはサグラダ・ファミリアが見えます。 1902年にドメネクによって着工されました。145,000uもある敷地には48の建物があります。 完成までに28年かかったので、ドメネクの死後に完成しました。 病院として現在も使われているのが不思議なぐらい立派なムデハル様式の建物です。 |
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中に入ってみると、銀行家のパウ・ビルの像や噴水があったり、正面入口の建物にはたくさんの彫刻があって本当に病院なの?と思ってしまうぐらい華やかです。 芸術には人を癒す力があるという思想でこの病院が建てられたのですが、確かに病院らしくない建物で治療してもらったら病気も早く治りそうな気がします。 病は気からという言葉があるように気持ちが大切です。 |
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正面入口の建物の中に入ってみると、壁や柱がピンク色ということに驚き、華やかな彫刻やタイルに驚き、そして患者さんたちがロビーで順番待ちをしているのに驚きました。 ここは病院なんだ!ということがわかったけど、建物の内部がこんなに華やかだとは思いませんでした。 正面入口の建物の中を見てみることにしました。 上の写真のように壁の色はきれいな色になっていて、壁や天井にはキラキラ輝いているタイルが貼られていました。 たくさんの彫刻やきれいなステンドグラスがあるので病院ということを忘れてしまいます。 右上の写真は診察室の前の廊下です。 廊下にはいすが並んでいるので患者さんはここで待つみたいですが、誰もいませんでした。 夕方だったから診察は終わったのかな? 上の写真の一番下の段の写真は2階の写真です。 天井にはお花の模様のタイルがあったり、かわいいライトがありました。 窓からはサグラダ・ファミリアが見えて素敵です。 |
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次は中庭に行ってみました。
するとたくさんの病棟があるのですが、上の写真のように病棟らしくない建物です。
ムハデル様式の建物なので、屋根はドーム型でタイルが貼られていました。 修復工事をしている病棟もありましたが、ほとんどの病棟は本当に使っていました。 白衣を着た医者や看護士がいたり、救急車が止まっていたりするので病院です。 道には赤や黄色で矢印が付いていて、観光しやすくなっているのですが、病棟の中に入るのは患者さんの迷惑になりそうなのでやめておきました。 |
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途中でトイレに行きたくなったので、大きな建物に入りました。 この建物では学生が映像を見ながら勉強している部屋がありました。 他にもいすがたくさん並んでいる部屋があったので学校なのかな? この建物も内部は華やかで、特に階段の彫刻とタイルが素敵でした。 病院の敷地には教会があったのですが、どうやって中に入るのかわからずに外から眺めただけでした。 サン・パウ病院のように素敵な建物だったら、病院に行きやすくなっていいかも。 |
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お昼ごはんを食べる前に行ったグエル別邸の近くにあるミラージェス邸の門に行きました。
さっきは見つからなかったミラージェス邸の門ですが、ガイドブックを確認したら地図が載っていたので、迷わず着きました。
最初からガイドブックを見ておけばよかった〜 友人であるミラージェスの依頼で1901年にガウディが設計しました。 現在はマンションの入口になっています。 塀と門は波打っていてたくさんの曲線が使われています。 門の一番上には立体の十字架がありました。 そして屋根は瓦ぶきでした。 門のところにはガウディの像があったのでとなりに並んで写真を撮りました。 右上の写真には私がちょこっとだけ写ってます。 |
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地下鉄L4のジャウマ・プリメール駅で降りてピカソ美術館に行きました。 バルセロナカードを見せると50%引きになるので6ユーロが3ユーロになりました。 1895〜1904年までピカソはバルセロナに住んでいました。 ピカソ美術館には少年時代の作品と晩年の作品が所蔵されています。 館内は撮影禁止だったので写真はありません。 ピカソらしい絵はあまりなく、少年時代に描いた絵が本当にうまくてびっくりします。 この時代があったからこそ、ピカソらしい絵が生まれたといのがわかりました。 時代によって作風が変わっていくところも見られて面白かったです。 4日目の夜にチェックしておいたシマロンのお店に行きました。 セールをしていてジーンズが50%OFFなので欲しかったのです。 気に入ったジーンズを試着して、サイズも大丈夫だったので買いました。 裾のお直しはお店ではできないのでそのまま持って帰ってきました。 |
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夕食はロス・カラコレスに行きました。
カラコレスは”かたつむり”という意味なので、お店マーク、ビールサーバー、置物、パンなどなんでもかたつむりなのです。 20時過ぎに行って、しかも予約をしなかったので30分ぐらい待ちました。 待っている間、カウンターでビールを飲んで待ちました。 もちろん「ウナ・カーニャ・ポルファボール(生ビールを1つお願いします)」と注文しました。 ビールサーバーがかたつむりの形をしていてかわいい。 もちろんグラスにもかたつむりのマークが付いてました。 ビールを飲んでいたら名前が呼ばれました。 レストランに行くには厨房の中を通って行くのです。 炎が出ていたり、シェフたちが忙しそうに働いているから急いで通りました。 レストランはとても広くて100席以上ありました。 ツアーの人もいて、観光客の方が多い気がします。 まずは白ワインで乾杯〜 特製かたつむり、えびのグリル、メインはシーフードパエリアにしました。 特製かたつむりはスパイシーなトマトソースがかかっていたのでびっくりです。 でもソースがおいしいからあっという間に食べてしまいました。 えびのグリルはえびの味が濃くておいしいから、白ワインがすすみます。 メインのシーフードパエリアはセッ・ポルタスと一緒で色が濃いパエリアでした。 魚介類の味が濃厚でおいしかったです。 お腹がいっぱいになったのでデザートは頼まずコーヒーを飲みました。 コーヒーカップにもかたつむりのマークが付いています。かわいい〜 23時頃にお店を出てからランブラス通りを歩いて、地下鉄L3のリセウ駅から帰りました。 |
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