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モンセラット
モンセラット

4日目
14 February, 2005

電車に乗ってモンセラットまで行ってきました。
モンセラットとは”のこぎりで切られた山”という意味で、本当に切り立った岩山になっていて、奇妙な形の岩がたくさんありました。

黒いマリア像に触ったり、少年聖歌隊の澄んだ歌声を聴いたりして感動しました。



8時に起きて、朝ごはんを食べずに出かけました。 まずは地下鉄L3のエスパーニャ(スペイン広場)駅に行って、駅の中にあるバルでクロワッサンを買っておきました。
FGC(カタルーニャ鉄道)の改札まで歩いていくと、自動券売機があるので切符を買います。

自動券売機はタッチパネルになっているので、まずは言語を英語に切り替えます。
その次に「Montserrat combined ticket」を押します。
何種類が表示されますが「Adult Return ticket Combinat Tren+Cremallera」を押して、枚数を2枚にします。
大人、往復、カタルーニャ鉄道+クレマジュラ(登山鉄道)のセットの切符を無事に買えました(12ユーロ)
切符を買ったので改札を通って時刻表を確認すると、モンセラットへ行く電車のR5は9:36出発でした。
R5は1時間に1本しかないので注意したほうがいいです。 30分ぐらい時間があるのでさっき買ったクロワッサンをホームのペンチに座って食べました。

乗り換えの駅の名前を確認したり、ガイドブックのモンセラットのところを読んだりしていたらR5がホームに入ってきました。

R5に乗ってモンセラットへ出発です♪
FGCの切符
モンセラット 約1時間、電車に乗っていると車窓から切り立った岩山が見えてきました。 あれがモンセラットなのね♪と思い見ていると、だんだんと空が灰色の雲で覆われてきました。
乗り換えするMonistrol de Montserrat(モニストロル・デ・モンセラット)駅に着くとすでにクレマジュラが停車しているのですぐに乗りました。

乗り換え時間は2、3分しかないので乗り遅れないように注意しましょう。 左の写真はモニストロル・デ・モンセラット駅のホームから撮ったモンセラットです。
クレマジュラ&駅
20分ぐらいかけてのんびりと山道を登っていくと終点の駅に着きました。 左上の緑の電車がクレマジュラです。1時間に1本しかないので帰りの時刻表をチェックしておきました。 駅の外に出ると、さっ寒い〜!細かい雪が降っていたのです。
10分ぐらいでやんだからまだよかったけど、でも寒いです。 手袋を持ってきて正解でした。
インフォメーションに行って地図をもらうと、見所の説明をしてくれました。
岩山&修道院1
かつては湖だったところが地殻変動で隆起してこのような切り立った岩山になったそうです。 近くで見ていると、岩山が迫ってくる感じがします。 モンセラットの標高は1235m、修道院があるところは標高725mです。
12世紀にモンセラットの洞窟の中で黒いマリア像が発見されてからカタルーニャの聖地となりました。
1811年にナポレオン軍によって修道院は破壊されたのですが、黒いマリア像は地元の人によって隠されたので無事でした。
岩山&修道院2
もらった地図を見ると、眺めが良いポイントが載っていたので行ってみました。
上の写真はそのポイントから撮った写真です。 岩山と修道院がうまく写真に納まりました。
岩山を見ていると、いろんな形があるので面白いです。 自然が造り出した芸術です。

次はモンセラット美術館に行ってみました(5.50ユーロ)
モネ、ピカソ、ダリなどの絵が数点あったり、モンセラットの風景画、黒いマリア像の絵、エジプトなどの遺跡が展示してありました。 いろんな絵があるので楽しめます。
聖堂&壁画&黒いマリア像
11世紀に禁止されていたカタルーニャ語でミサをあげ続けた教会として有名になりました。
12時を過ぎたので修道院を見てみることにしました。 中に入ると大理石を敷き詰めた中庭があり、左上の写真の聖堂が見えます。 壁面にはたくさんの彫刻があってきれいです。 壁には黒いマリア像とモンセラットの絵がありました。

聖堂の中に入ってみると、みんな右の通路の方へ行くので行ってみることにしました。
右上の写真のように階段に行列ができてました。 どんどん上っていくと、ラ・モレネータと呼ばれている黒いマリア像が見えてきました。 階段や壁には彫刻や絵があって華やかです。
黒いマリア像は本当に黒く、服などはゴールドで華やかです。

黒いマリア像は右手と丸い玉以外は透明なケースで覆われていました。
カタルーニャの人々は黒いマリア像の前に行くと、膝をつけて十字を切り、像の丸い玉にキスをしていました。 とても神聖な感じがしました。私は丸い玉に触っただけです。

13時からエスコラニア(少年聖歌隊)の合唱が聴けるので、聖堂の中のいすに座って待ちました。 13世紀から引き継がれているエスコラニアと呼ばれている少年聖歌隊がどんな歌声なのか聴くのが楽しみです。
聖堂内&少年聖歌隊
いすに座って待っていると、電気がついて明るくなりました。 すると少年聖歌隊が歩いてきて合唱が始まりました。 マイクもないのに澄んだ歌声が聖堂内に響き渡りました。 こんなにきれいな歌声は聴いたことがないというぐらいきれいでした。 20分ぐらいで終わってしまったけど素敵な合唱でした。
スビラックスの彫刻
サグラダ・ファミリアの受難ファザードの彫刻を手がけたスビラックスが、上の写真の彫刻を作りました。
いろんな場所にあるので探すのが楽しいです。 ガウディの曲線とは対照的に角がある像ばかりなので、すぐにスビラックスの手がけた彫刻だとわかります。 5つしか見つけられなかったけど、他にもありそうです。
岩山&修道院3
次は黒いマリア像が見つかったとされているサンタ・コバに行ってみることにしました。
2月14〜18日は点検の為、フニクラ(ケーブルカー)が運休していたので、歩いて行ってみることにしました。
地図には徒歩40分と書いてあってあったので、ちょっとしたハイキングです。 この頃には晴れて寒くなくなり歩くのには最適です。

道は舗装されているので歩きやすかったです。 坂道を降りていくと、上の写真のような景色が見られます。
見上げると修道院が見えるのですが、あの岩山にちょこんと乗っているように見えます。 それにしても岩山の上に修道院を建てるなんてすごいな〜。
上の写真の左下の写真には小さくてわかりずらいけどサン・ミケルの十字架が写っています。 時間があったら行こうと思ったのですが、歩き疲れたのでやめました。
モニュメント
道を歩いていくと、モニュメントが見えてきました。 受胎告知、聖母昇天、三位一体までの物語を15のモニュメントで表しているそうです。 15のモニュメントの中にガウディが作ったモニュメントもあるのですが、どれなのかわかりませんでした。
モニュメントを見ながら歩いていると、あっという間にサンタ・コバに着きました。 地図に書いてあった通り、徒歩40分で着きました。
サンタ・コバには教会がありました。
教会の中に入ってみると、洞窟をそのまま使っている礼拝堂があり、その洞窟の窪みには小さな黒いマリア像が置いてありました。
たくさんのお花とろうそくが置かれていて、神聖な場所に思えました。 岩山のこの場所に教会が建ててあることに驚きました。

帰りは途中までは楽しく景色を見ながら歩いていたのですが、途中から上り坂になったので疲れました。
修道院があるところに着いたときには足が痛くなってました。
サンタ・コバ
景色&駅名
クレマジュラの時間までお土産屋さんを見たり、岩山を見たりしていたら時間になりました。 クレマジュラに乗って車窓から景色を見ていたら、左上の写真のように地面に大きな雲の陰ができてました。 雲の陰を見るなんてあまりないのでちょっと感動しました。
クレマジュラを降りて、少し待つと電車がきました。 ホームで待つ時間が短いのはうれしい。
スペイン広場 1時間ぐらい電車に乗ってエスパーニャ(スペイン広場)駅に戻ってきました。
駅から外に出てみると左の写真のような大きな彫刻があったり、アレナス闘牛場がありました。 闘牛場は工事をしていて外観も見られませんでした。

次は地下鉄L3のディアゴナル駅からディアゴナル通りに行ってお買い物をしました。
スペインの洋服屋さんは私に合うサイズが置いてあるので洋服を買いたかったのです。
ディアゴナル通りにはたくさんの洋服屋さんがあるので、いろんなお店に入ってみました。 そして、気になっていたMangoのアウトレットショップにも行ってみました。
入ってみると価格の安さにびっくりします。シャツやバッグが5ユーロで売っているのです。

他の物も安いのでいろいろ見たのですが、結局テニスの時に使えそうなトレーナーだけ買いました。
そのトレーナーも5.90ユーロと激安でした。 その後ホテルに帰ったら、歩き疲れていたのでちょこっと寝てしまいました。

19時頃から行動をして、気になっていてバスク風バルに行くことにしました。
バスク風バルにはピンチョと呼ばれるフランスパンの上に料理がのって楊枝が刺さったものがあるので食べてみたかったのです。

ピカソ美術館の近くのバスク風バルに行ってみたら、貸切になっていて20時以降にならないと入れないと言われてしまったのです。 20時までそこで待つのも退屈なので、近くを歩いてみました。 少し歩いていたらチョコレート屋さんのXocoaを見つけました。

たくさんの板チョコが売っていて、どの味を買おうか迷ってしまうほどでした。 気になったのは太陽のマークのグリーンティーです。日本をイメージしているのかな? ミニサイズがあったのでグリーンティーとヘーゼルナッツの板チョコを買ってみました。

歩いていたらお腹が空いてきて我慢ができなくなったので、近くのバルに入ってちょこっとだけ飲んで食べました。 前日にネットでスペイン語を調べたので、さっそく使ってみることにしました。
「ウナ・カーニャ・ポルファボール(生ビールを1つお願いします)」と言うと通じました。

カーニャは”チューリップ型をしているグラス”の事なので、バルではカーニャと言えば”生ビール”の意味になります。 料理はほうれん草炒め、マッシュルーム炒め、アンチョビを注文しました。 すぐに料理が出てくるから30分ぐらいで食べ終わりました。
ピンチョ&Euskal Etxea
20時を過ぎたのでバスク風バルのEuskal Etxeaに行ってみると、すでにたくさんの人がいて混んでました。
お店の中は手前がバルで奥がレストランになっているのですが、バルは立って飲んでいる人がいるほど混んでました。
お店の人にクララと呼ばれているビールをレモンソーダで割ったものを注文して、飲み物とお皿をもらいました。

カウンターの上にたくさんのピンチョが並んでいるので、いろんな種類を取ってから空いているカウンターに飲み物とお皿を置いて立って食べました。
途中で席が空いたので座れました。 ピンチョはフランスパンの上に料理がのっているものが多いのですが、中にはミニクロワッサンの間に料理がはさまっているものもありました。

左上の写真のピンチョはトルティヤ(スペインオムレツ)、パプリカの中にツナが入っているもの、生ハム、サラミとゆで玉子と焼いたツナがのっているものです。 どれを食べてもおいしい〜
楊枝の長さや色によって値段が違うのですが、高くても1つ2ユーロで、それ以外は1ユーロ前後なので値段を気にせず食べられます。

最後にお店の人に飲んだ物とお皿にのった楊枝を見せるとお会計してくれます。
ピンチョ9本と飲み物3杯で約17ユーロは安すぎです。
2日目にも行ったバルにも行ってきました。
そのバルのいかリングと小魚のフライがおいしいので、また食べたくなったのです。 いかリングと小魚のフライとビールを注文しました。

小魚のフライはとってもおいしいからまた食べたくなりました。 地元の人が多いバルなので落ち着きます。

バルを3軒はしごしたのでいい気分になり、早めに寝ました。
バル


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